「鎧美女 #30」感想
かぶとむし…。
フジテレビのCS放送チャンネル「フジテレビワンツーネクスト」で放送されているテレビ番組「鎧美女」の第30回の感想です。番組内で着用する甲冑の持ち主は「明智光春」、身に付ける美女は「犬童美乃梨」ちゃんです。
犬童美乃梨ちゃんって？
愛知県出身、芸能事務所リップ所属のグラビアアイドルです。大人っぽいルックスにGlamorousでGreatなBodyがウリで、いかにも正統派グラドルと言った感じの女の子です。
グラビアアイドルとしてのポーズであったり、表情はきっちりしていますが、タレントとして洗練されすぎた様なアクの強さが全く無くて、いい意味での垢抜けてないゆるい雰囲気があり、それが本放送分の見どころとになっていると思います。
感想
明智光春といえば、2001年にカプコンから発売されたPlayStation2用ソフト「鬼武者」の主人公が明智光春でした。
私も昔プレイしたのは覚えているのですが、今回「明智光春」と聴いても鬼武者の事は頭には浮かびませんでした。光春について調べていると「鬼武者」についての記述があって思い出しました。
そもそもゲーム内では、名が「明智左馬助秀満」とされているし、ゲームの印象自体「信長がボス」という事しか残っていなかったのもあります…。
とにかく様々な名前が用いられていて、「光春」「左馬助」「秀満」「満春」…。Webページによって違う名前を使われていたりするので実にややこしい。
明智光春の甲冑で目につくのは「兜」。前立がウサギの耳の形をしています。多産のウサギに肖り子孫繁栄の意味が込められているとの事ですが、一歩間違えれば甲冑姿なのに可愛くも、下手すればギャグにもなりかねないこの甲冑を、どのように着こなして来るのだろうか！？！？。
「今宵の武将、ここに見参！！！」
…。
「笑っておる…。」
明智光春の甲冑は顎から喉元を覆う半頬を着用する為、甲冑姿でも表情は顕わ。
「微かに笑ってる…、口角上がってる…。」
「みのりん笑ってるよ…、フル甲冑姿なのに…。」
「耳立ってるし…。」
紐を解く
美女・犬童美乃梨ちゃんは茶髪のミディアムボブ、上下黄色のビキニという出で立ち。
明智光春の甲冑、兎耳兜に目が行ってしまいますが、よくよく見ると中々渋くて格好良いです。派手な装飾が無い分、黒塗の南蛮胴の重厚感が際立って見えます。
見るからに重そうな南蛮胴。外してもらった後、肩をすくめながらもらす弾けた笑顔で伝わってきます。
犬童美乃梨ちゃんの様な「GreatなCup」を誇る美女の登場回は、篭手を紐解くシーンが見どころになります。すなわち、脇から胸にかけての「甲冑痕」。高ーい山をお持ちの方の特権です。自らたくし上げて「柔さ」をアピールするおまけ付き。
真・甲冑痕 修復の刻
「明智光春ってどういう武将だったんですか？」
「面白い合戦エピソードを教えて下さい。」
声を聴いて、何か女性声優が少年を演じている様な声をしているな、と思いました。
明智光春が戦国時代最大の事件、本能寺の変のキーマンだったという話。明智光秀に織田信長討伐を思いとどまる様に諭したものの、光秀が他の家臣にも相談してしまったばっかりに、家臣達からいずれ光秀の叛心は漏れ信長に知れる事になる、先に手を打ちなさい、と本能寺襲撃を決意させた、との事です。
光春が決意しなければ、本能寺の変は起こらなかったのですね。しかしそんな大事な話をペラペラ喋っちゃった光秀…。
格言書道
「我貴武安一」。
字は…まぁ…。
最初にこの言葉を見た時、何の事やら分からずピンと来ませんでしたが、これは明智光春が自害した坂本城にて、駆け込んできた入江長兵衛に対して残した言葉との事。
「我」とは武士として名を上げ、子孫繁栄の為に身を粉にして働いた自身を指し、その結果、進退窮まり家族や自らに手を掛けなければならなくなった。「貴」、一番乗りで武勇を揚げんとする入江長兵衛も、いずれ同じ様になる。武士を辞めて、平和な世界で暮らしなさい、という意味が込められています。
この言葉を受けた入江長兵衛は、実際に武士を辞めて商人として成功した、との事です。
家族の為に仕事をしているはずだったのに、最期は自分の手で家族を殺さざるを得なくなった光春…。
エンドロール
白地に青い花柄ワンピースで登場。
甲冑に寄り添ってサラッと放った一言に吹くw。黒光りしてるからね。
肩肘張っていない振る舞いが良いな、と思いました。テレビ出演自体にまだ慣れていなかったりするのかな？エンドロールでは実にゆるい雰囲気満載ですけど、それでいいんですよ。
変にガツガツされるのって、観ていて疲れちゃうんですよ。アイドル的振る舞いから離れた分、逆にアイドルとしての純度が高まっている感があります。スタッフさんも適度にイジってくれるので、面白く見れます。
最後の最後に甲冑姿でのピシッとした流し目キメ顔を披露しています。
まとめ
最初に本放送分を観たとき、「ちょっと地味な回かな…」なんて思ったのですが、よくよく観てみれば、そんなことはありませんでした。何より美女・犬童美乃梨ちゃんの雰囲気が良い！グラビアアイドルという職業柄、素を見せる機会はなかなか無いと思いますが、是非、今のまんま変わらずにいて欲しいですね。
一番印象に残ったシーン
エンドロールで甲冑に寄り添って一言放ったシーン。
着用した甲冑
- 黒塗 椎実形 兎耳兜
- 黒塗 南蛮胴
- 鉄錆地塗 平瓢篭手
- 鉄錆地塗 筏佩楯
- 鉄錆地塗 篠脛
参考にしたページ
http://otn.fujitv.co.jp/b_hp/915200061.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E7%AB%A5%E7%BE%8E%E4%B9%83%E6%A2%A8
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%99%BA%E7%A7%80%E6%BA%80
http://kamurai.itspy.com/nobunaga/odaSS/index.htm#Tonimusya
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC%E6%AD%A6%E8%80%85
http://detailhistory.info/miryoku-akechihidemitsu.html
