フジテレビのCS放送チャンネル「フジテレビone two next」で放送されているテレビ番組「鎧美女」の第1回目の放送の感想を書いていきます。
「鎧美女」という番組は本記事執筆時点で第32回まで放送されています。第1回目の初回放送日はおよそ2年半前の2015年4月17日でした。「鎧美女」は「フジテレビone two next」にて各回繰り返し放送されており、今後も(恐らく)以前の放送回も視聴できると思います。
記念すべき第1回目に着用された甲冑の持ち主は「独眼竜・伊達政宗」。そして甲冑を身に着けたモデルさんは、当時グラビアアイドルとして活躍し、現在は名前を改めた上で、異なるステージで活動している高崎聖子ちゃんです。
伊達政宗の甲冑は黒を基調としたシンプルなデザイン。地味にも映る中でひときわ目を引くのが前立の「三日月」。それだけで伊達政宗を想起させます。中国の古典に詳しい政宗が「神の右目から太陽が産まれ、左目から月が産まれた」という伝説から連想し、自身の右目を表しているのではないか、と紹介されています。
また前立の月の形を決めたのは正宗の父、輝宗であると伝えられているようです。曰く仏の加護を表す太陽と月をそれぞれ旗印と前立に表した、との事です。
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伊達政宗のもう一つの象徴、「隻眼」。高崎聖子ちゃんは甲冑姿の時は右目に黒い眼帯も着用していました。深い兜、鼻から下を覆い尽くす惣面と合わせると口元と右目周辺しか見えずに、誰が着ているのか判然としない。
「これ、ほんとにたかしょー?」
冒頭のシーン、床几にドカッと座るのではなく、椅子に小さくなって腰掛けているのがちょっとシュール。
兜の紐を解き、惣面を外すと、表情が顕に…。
「あっ…」
「懐かしい…」
髪を後ろで束ねているたかしょー。やっぱり可愛い!!!。
鎧を外す際にカチャカチャと擦れる音が入るのが最近と違いますね。篭手も外すと黒のチューブトップ姿に。
漆黒の鎧に輝く三日月…。鎧自身が伊達政宗を体現している様に思います。
「真・甲冑痕 修復の刻」とは異なり、修復師(マッサージ師)による修復ではなく、自身でマッサージオイルを塗りたくる、というシーン。塗っているシーンだけではなく、所々に甲冑を外して甲冑痕が顕になる映像がフラッシュバックで入ります。
初回放送で観た人はどう思ったのでしょう?水着姿の女の子がこちらを観てニコニコしながらオイルを塗っている…。我々のような「グラビア者」にしてみれば「あっ、DVDでよくみるやつや!」と一応理解できますが、それを和室でやらせる異常性。あまりにシュール。途中で武将のエピソードが入らない為、ひたすらセルフマッサージを観る事に。
茶を点てる「独服の刻」のシーンはまだありませんでした。
この「格言書道」というコーナー、ひょっとしてたかしょーの為に作ったのでは?と思いました。
なぜなら…。
「たかしょー、字、うますぎるっ!!!」
違いを見せるたかしょー。やっぱりたかしょーは凄かった!!!。書の前で律儀にグラビアポーズ取っているのはおかしいけれども。
「仁義礼智信」
何事も過ぎてしまうと逆効果になってしまう。
「思いやり・正義・礼節・叡智・信頼」等、「道徳」として守るべきだとされているものに対して、「正しく扱われる為に見極める目が大切である。」と説く政宗。このバランス感覚があったからこそ、乱世を生き抜いて行ったのでしょう。
胴を着用するシーン。着方が分からなかったのか、それとも予想以上に重かったからか、泣くような、上擦った声を挙げて動揺するたかしょー。
「うわっ、懐かしい…。たかしょーこういうリアクションするよね…。」
やっぱりおかしいねこの番組。第1回目はよりおかしさの純度が高いような…。
惣面を外し、初めて表情が顕になったシーン。
「曇りなき 心の月を 先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
頑張れたかしょー。
http://otn.fujitv.co.jp/b_hp/915200061.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B4%8E%E8%81%96%E5%AD%90