山地まり Blu-ray「恋のはじまり」レビュー

山地まり「恋のはじまり」

7.8

かわいい度

10.0/10

セクシー度

3.0/10

エンタメ度

9.0/10

ムチムチ度

7.0/10

オシャレ度

10.0/10

いいところ

  • 可憐で儚い佇まいは「アイドル」
  • 耽美なまでのポージングシーン
  • ハイテンションでハジける笑顔がかわいい!
  • ナチュラルメイクも超絶かわいい!
  • グラビア的に説得力あるボディ

よくないところ

  • 仕掛けは総じてヌルい

オールドスクール・ロリガール、山地まりちゃんの通算3作目となるイメージビデオ「恋のはじまり」のBlu-ray版のレビューです。販売元、レーベルはイーネットフロンティアです。

http://enet-dvd.com/2018086762/

本ブログで山地まりちゃんの作品をレビューするのは、今回が初めてです。

山地まりちゃんって?

東京都出身、芸能事務所YMN所属のマルチタレントです。

名前からして古き良き時代の名残を感じる女の子です。久松郁実ちゃんや石川恋ちゃんと同時期に某週刊誌に激推しされる形で華々しくデビュー。このテのタイプの女の子はイメビ出す子・出さない子・それなりな子に大別されますが、山地まりちゃんは「イメビ出す子」。春先に事務所移籍があったためか間は空きましたが、割とグラドル活動に積極的な印象です。

「眼力がある」と称される奥二重気味の目元に大きめな口。雑誌グラビアで見せる目元を強調したお化粧だとエキゾチックなくらいに力強く、一方でナチュラル気味な時は永作博美さんや安達祐実さんに通じるかわいらしさに。専業グラドルではないのに水着仕事へ頻繁にお呼びがかかるくらいですからバストもなかなかで、凄くグラビア映えする女の子です。

そんな彼女のもう一つのポイントが「儚さ」。SNSへ投稿される自撮りを見ても思いますが、ふとした瞬間の表情は相当に儚く危うげで、下手に触れると脆く崩れそうな程。いっぱしのグラドルには出せない繊細さを感じてしまいます。

各Chapterレビュー

「恋のはじまり」のパッケージ画像

「恋のはじまり」パッケージ

バリが舞台です。互いに一人旅で訪れた二人が現地で出会い、親密になっていく…というストーリーです。

山地まりちゃんの髪型は肩にかかるかかからないかくらいのミディアムヘア、前髪は眉に被さる長さで下ろしています。

Chapter1(Opening)

数珠繋ぎ挨拶+タイトルシーンです。

Chapter2(Scene1)

ビーチでの出会いのシーンです。衣装は白の前留めキャミワンピ姿、ピンクのビーチサンダルを履いています。水着は水色のホルターネックビキニ(紐パン)。髪は下ろして外ハネスタイルです。

潮騒響く中での出会いで意気投合、ビキニに着替えてキャッキャウキウキ大騒ぎからの、ビーチチェアに腰掛けポージングというベタな展開を見せます。外ハネヘアにナチュラルメイクが爽やか&キュート。

テンション高めに遊び回る、イメビ王道パターンを狙いすぎなまでの笑顔で押し通します。海であざとくバシャバシャ、ニコニコ、砂浜元気に駆け回り、手を振りウインク、笑顔で見つめ、愛嬌丸出し変顔連発…。「アイドルかよ」と言いたくなる振る舞いですが、それが見事にハマってかわいすぎ…。

こんなハジける女の子なんだ…、それでこんなにかわいいんだ…。

Chapter3(Scene2)

ヴィラの庭先でのスポーツシーンです。衣装は全編水着姿で、地がグレーに白のラインのスポーツブラとパンツ。白のソックスにグレーのスニーカーを履いています。髪型はハーフアップのポニーテールです。

こちらもよく見る器具を使ったベタなシーン。準備体操からバランスボール、フラフープ・ステッピー・縄跳び・バレーボールに矢継ぎ早にトライします。ガッチリホールド系ブラで谷間は綺麗ですが揺れはそれなり、バランスボールも良からぬ雰囲気はなく、普通の筋トレ風情。

見どころは爽やかな笑顔。顔周りスッキリポニテで屈託なく振る舞う姿は好感度高し。終盤になると陰った西陽をバックに徐々に儚さの帯びた表情も披露していきます。

Chapter4(Scene3)

プールから薄暗いベッドルームでのシーンへと続きます。衣装は続いて全編水着姿で、黄色いチューブトップブラとパンツという格好です。髪型はサイド編み込みのポニーテール&後れ毛スタイルです。

プールサイドで和やかにおしゃべり、プールへ入ってアイドル的にニッコニコ、お部屋へ移ると陰影強調したシックなポージングと、三者三様な展開を見せるシーン。見た感じお化粧薄めで、リラックスムードな容貌の印象です。

ボディクリーム塗りながらのおしゃべりは相当に砕けた雰囲気。自宅でゴロゴロしてるかのようにお腹撫でつつゆるゆるトーク。チューブトップで持ち上がったふくらみが主張。

プールではハジける姿を披露。浮き輪に掴まりバタ足泳ぎ、身体預けてニッコニコ。アイドルと見紛う健康的な笑顔連発。シーンが進むと水中でのボディ接写に。下肢を追いかけ、跳ね回る胸元&ヒップへクローズアップ。

ベッドルームへ移ると様相一変、陽の射す窓際で身体を照らしたポージングへ。明暗が引き立ち表情も穏やかに。弱々しいまでの静かな目線には少女の面影を感じさせます。

Chapter5(Scene4)

ベッドルームでのシーンです。衣装は引き続き水着姿で、真っ赤なモノキニビキニという格好。一般的な形のブラとパンツがV字に伸びる布で繋がり、ホルターネックとなっています。脚元はシルバーのハイヒールミュールを履き、髪は下ろして内巻きアレンジスタイルです。

女の子らしさの際立つ姿でポージングを決めています。絵に描いたような内巻きヘアに、自然光で白く輝く肌、鮮やかに映えるピンクレッドのリップ…。キュートなビジュアルが引き立ちます。

開け放った扉の側で立位・座り込みポーズは愛嬌満点。穏やかな微笑みに狙いすました上目遣い、甘美な佇まいは完全にアイドル。ベッドの上へ移っての寝転びバックショットはムニったヒップと横顔が艶っぽい。

場所を移すとか弱く、厳かなムードへ。柔らかい光を背に儚い表情を見せるまりちゃん。触れれば消えてしまいそうなほどの繊細さ。少女の面影が「表現」されています。胸元へ迫ると微かに下乳が…。

Chapter6(Scene5)

洗車から車内でのシーンへと続きます。衣装は薄ピンクのゆるゆるTシャツ、襟ぐりがオフショルダー気味にカットされています。ボトムスは裾を荒くカットしたデニムホットパンツ。ピンクのサンダルを履いています。水着は朱色のホルターネックブラとパンツ。髪型はシュシュで束ねたポニーテール+ウェーブした後れ毛垂らしたスタイルです。

雲天の下でのワゴン車洗いから車内での接写へ。休日感漂うポニテにオレンジビキニがかわいらしい。しゃべりのシーンになると明るさ重視なまりちゃん、ほんのりピンクなアイシャドウも愛らしさを引き立てています。

車内へ移ると「ぬいじゃおっ…かなっ?」。後れ毛垂れる表情も実にキュート。洗車で濡れたバストをぎゅぎゅっと寄せから、ブラストラップ持ち上げる際どい施術。美麗な谷間を積極アピールしています。

Chapter7(Scene6)

明るいリビングルームでのシーンです。衣装はランジェリー姿で、青と黒のストラップレスビスチェに黒のパンツ、黒の水玉レースカーディガンを軽く羽織っています。黒の膝上ストッキングに黒のハイヒールサンダルを履いています。髪は下ろして内巻きスタイルです。

胸元push upされたセクシーランジェリー姿でポージングからダンスシーンへ。シックな衣装に合わせて表情も儚く、アンニュイに。こちらへ目を遣るとグッと力強い眼力に引き込まれます。

胸寄せポーズで溢れんばかりの量感、バックショットでの存在感あるヒップラインが目を惹きます。さらに腰を左右にフリフリするダンスでアピール、ゆれてうねってムチムチバディが暴れております。

Chapter8(Scene7)

お風呂でのシーンです。衣装は水着姿でスタート、薄い肌色のチューブトップブラとパンツという格好で、終盤にはバスタオル一枚姿にチェンジします。髪型はオールバックのポニーテール&後れ毛スタイルです。

健康的にこちらの身体洗い&セルフ洗い。新鮮なデコ出しスタイルに上からあふれ気味のチューブトップブラ。身体洗い、とは言ってもいやらしい雰囲気は皆無で、和やかなおしゃべりでの好感度高い爽やかアピールがむしろ印象的。

終盤にかかると表情が徐々に艶やかに。バスタオル姿ではハミ出す谷間へど~しても目が行きます。

Chapter9(Scene8)

プールサイドでのシーンです。衣装は肌色のシースルーブラキャミ姿で、より淡い色味のパンツを履いています。髪は下ろしてふわりと広がりを持たせたアレンジとなっています。

幻想的なbgmに併せたかのような甘美なシーン。拘束弱めな胸元に軟らかく拡がるヘアスタイル、ほんのりピンクなアイシャドウ。か弱く感じる仄かな笑顔に思わず息を呑んでしまいます。

マーガレットを連想する日差しを仰ぎ見ての純白の微笑み、壁にもたれて慈愛に満ちた表情。柔らかな印象に包まれる甘い佇まいに魅了されます。

Chapter10(Scene9)

薄暗いベッドルームでのシーンです。衣装はフリルの付いた白地にボタニカル柄のオフショルダートップスに黄色のフレアミニスカート、白のハイヒールパンプスを履いています。下着は白のストラップレスブラとパンツ。髪は下ろして内巻きスタイルです。

エンディングのシーンは果実酒嗜み酩酊したかのような姿を見せます。オタク食いつくナチュラルメイクが破壊力抜群。クッソかわいい。

ひらひら衣装をなびかせる振る舞いからの、純白下着での前傾・女豹ポージング。爽やかな雰囲気ながら積極的なボディアピール。オーラスはベッドの上で甘ったれイチャつき。糖分過多のカマトトまりちゃんな姿でシメています。

まとめ

ベタな仕掛けと雰囲気重視のポージングで魅せるイメージビデオです。

バリに一人旅で訪れたまりちゃんが、失恋の傷心旅行で同じく一人旅をしていたこちらと出会い意気投合、恋愛関係へと発展していく…というストーリーになっています。

作中のまりちゃんはかなり砕けた振る舞いを見せています。最初のシーンで憂さ晴らしに海を眺めているこちらに無邪気に近づき、引きずられる形で共に過ごすことに。以降も気取らない感じで恋愛観やらフラれた相手の話やらを伸び伸びと交わしています。テンションもポージングシーンを除いて全編高めにハジけ気味で、元気いっぱいに見せています。

ゆるい感じのトークが続く本作はさながら会話劇の様相を呈しています。とても事前に用意されているとは思えない世間話からぶっちゃけ話、自虐ネタから失恋イジりまで…、イメビとしては異例なほどフリーダムな内容の会話を中心に進行していきます。作品を通じて鍵になる展開があるわけではないのですが、それでも自分をさらけ出している(ように見える)まりちゃんの話を聞いているうちに、二人だけの繋がりができていくような…、そう思わせる作品でした。

良かったところ

アイドルよりもアイドルらしい、愛らしく、か弱く、繊細な少女の面影…!

ひたすらに甘美に彩られたシーンは鮮烈な印象を残します。女性らしさを際立たせる丸みを帯びたヘアスタイルに、鮮やかに輝く朱のリップ、目尻に重点の置かれた柔和な目元。可憐なまでの表情は陽の光を浴びると純白の輝きを放ち、朗らかに微笑む度に思わずウットリ…。無論、山地まりちゃんは今も昔もアイドルではないのですが、本作を観てもらえれば納得できるはずです。

山地まりちゃんは、アイドルです。

本業アイドルやロリ系グラドルを差し置いて、なぜに山地まりちゃんはアイドルだなどとブチ上げるかと言えば、彼女に昔ながらのアイドルに通じる「少女の面影」が息づいているからに他なりません。四六時中激しい競争に晒されて、神経擦り減らしたかの如くかわいらしさオンリーに生きるイマドキアイドルが失ってしまった、庇護を求めるようなか弱い目線、愛嬌の影に潜んだ侘しさ…。どこか控えめで奥ゆかしい佇まいが、憧れの存在だった清純派アイドルと重なって見えてならないのです。

そんなまりちゃんのアイドル感が全力発揮されているのがChapter5と9のポージングシーンです。いずれもかわいらしさと繊細さに満ちたシーンとなっています。

Chapter5では真紅のモノキニビキニにくるりとカールの掛かった内巻きヘア、白く輝く肌に目を引くピンクレッドのリップという出で立ち。かわいらしさの中に紅白の彩りが品を漂わせます。特に柔らかな丸みを帯びた重心の低いヘアスタイルは女の子らしさ全開。愛らしさダダ漏れ状態。

朗らかな笑顔にあざとすぎる上目遣い、狙いすました表情は糖分過多でクラクラする…。中盤に差し掛かると柔らかな日差しをバックに物憂げな雰囲気に。表情には陰が落ち、伏し目に、目を逸らすまりちゃん。張り詰める空気に引き込まれる。ゆらゆらとゆれる目線と重なり合うと微笑み返す可憐なる少女。イメビの範疇を超えた耽美なまでの表現に満ちています。

一方のChapter9ではより一層スウィートな姿に。空気を含んだかのように柔らかに広がるヘアスタイルは爽やか×キュート。ほんのりピンクのアイシャドウ&リップに漂うあざといまでの愛され感。もはやお人形さん状態。幻想的な響きのBGMも相まって、非日常的な趣が感じられます。

けがれ一切無い微笑み、真っ直ぐな目線に胸を打たれる…。光を求めるように太陽を仰ぎ見る後、仄かに零れた笑顔はどんだけ濾しても出せないレベルの透明感。これでアイドルじゃなかったら何がアイドルか!。甘く、穏やかな雰囲気に包まれるシーンとなっています。

ポージングシーンにおいては確かな表現力で魅せているまりちゃんですが、その他のシーンでは無邪気にハシャギ回ったり、ゆるく感じるほどのリラックスした姿を披露。今時見ないくらいの狙いすぎな振る舞いも目に付くのですが、持ち前の爽やかさも相まってクドさは皆無、デレデレが止まりません。

最たるシーンはChapter2と10です。まず2では出会いの直後に海でハジけるイメビ王道パターン。砂浜駆け抜け、チェアで手を振り、あざとい笑顔にウインク・変顔。子供だましじみた振る舞い。しかしこれがまたかわいいのなんの…。爽やかさあふれる外ハネヘア&水色水着も相まって、鼻の下伸びっぱなし。

Chapter10ではうって変わってベッドで乱れるまりちゃん(エロい意味ではない)。シーン冒頭で煽る果実酒が回ったかの如く、白下着姿で「好きって言ってよ!」の波状攻撃に、またまたあざとい笑顔・キス顔・ウインク・ハートマークの応酬。呆れるほどのカマトトっぷりがどうしてこんなにかわいいんだっっ!。

上述のChapter2と10のかわいらしさがハンパないのは、ナチュラルメイクを施した肌のツヤ感も一役買っているように思います。作り込んだ雰囲気の薄いお肌に仄かな色味のチークの乗った容貌は極めて健康的な爽やかさ。オタクが一目見て食いつく超絶かわいい顔立ちへとジャンプアップさせています。

最後にこれはイメビのレビューなので()、まりちゃんボディに触れない訳には行きません。無論、まず目が行くのはバスト。本業顔負けの美麗な谷間を備えています。流石に水着のサイズを比べるのは気の毒ですが、かわいらしい色味のビキニ(Chapter2,6)からあふれんばかりのチューブトップ(4,7)、ビスチェ(7)、拘束弱めなブラキャミ姿(9)、真っ赤なモノキニビキニでは下からチラつくシーンもあったりで(5)、見どころは存在します。

加えて印象的なのが腹部・太もものムッチリ感。見た感じビルドアップとは無縁といった雰囲気で、いい意味でのナチュラルさが漂っています。海でのダッシュ(Chapter2)や水中カメラで接写(4)、さらにビスチェ+パンツ姿での左右に腰振りダンスシーン(7)でムチ感をアピールしています。

うーん…と思ったところ

胸元アピール系の衣装は大負けに負けて合格点出るくらいですが、施術の方はもう完全に「保守的」。セクシーなポーズやアングル、仕掛け、表情のシーンは一切存在しません。

最後にもう一度だけ申し上げます…、

山地まりちゃんは、アイドルです。

一番印象に残ったChapter

Chapter5(Scene4)。

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恋のはじまり/山地まり (ブルーレイディスク)

参考にしたページ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%9C%B0%E3%81%BE%E3%82%8A

http://ymn.bz/talent/yamachi_mari/

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