なにわで噂のリポーター、出口亜梨沙ちゃんのデビュー作となるイメージビデオ「FACES」のDVD版のレビューです。販売元はイーネットフロンティア、レーベルはエスピーワン、ディレクターはノムラヨシキさんです。
http://enet-dvd.com/2018116929/
大阪府出身、芸能事務所avex management所属のタレントです。
平成最後にジワリジワリと名を挙げた、今最もアツい視線を注がれる女の子です。
ABCテレビにて放送されている朝の情報番組「おはようコールABC」にリポーターとして出演していた女の子が、胸の大きさを買われグラビア界へと進出。本来目標とされる青年誌グラビアでデビューしてイメビへと歩を進める辺り、いかにもメディア先導の大物ルーキーという雰囲気を帯びています。
優しげで淑やかな顔立ちにおデコ晒し気味の美麗なボブヘアと、一見してお嬢様スタイルな見てくれ。グラドル業界にスレた感じは全くなく、洗練されたルックスと佇まいは他業種出身ならではです。
胸さえなければよもやこんな業界に脚を踏み入れることなどなかったでしょうが、だからこそ際立って見える存在感。潮目を変える素養十分なニューフェイスです。
沖縄が舞台です。交際相手との休日の一幕といったストーリーとなっています。
出口亜梨沙ちゃんの髪の長さは顎ラインのボブヘア、前髪は目に被さる長さで斜めに流しています。
*本レビューにおけるChapter分けはオープニングシーンを加えた順番になっており、メニュー画面で表示されているものとは異なっています。
各Chapterのダイジェスト+タイトルのシーンです。
ベッドルームでのシーンです。衣装は淡いピンクのブラウス一枚。下着はブラ未着用にオレンジ色のパンツ、クリーム色のくつ下を履いています。髪は内巻きで下ろしてピンクと水色のバンダナを巻いています。
海でのシーンです。衣装は白地に裾に掛けて紫にグラデ掛かったVネックTシャツ一枚。水着はライムグリーンのホルターネック三角ブラと黄色のパンツ(紐パン)。ビーチサンダルに麦わら帽子も被っています。髪は下ろしてゆるくウェーブ、前髪を上げてトップにボリュームを付けたスタイルです。
更衣室でのシーンです。衣装は白のノースリーブリブニットカットソーにピンクのスカート、ダイヤのネックレスにブラウンのショルダーポーチ、小ぶりなベージュの腕時計、同じくベージュのハイヒールサンダルという格好です。下着は淡黄色のフルカップブラとパンツ。髪は下ろして毛先が外にハネたスタイルです。
ダイニングからリビングへと続くシーンです。衣装はライムグリーンのUネックTシャツにオフホワイトのショートパンツです。下着はノーブラにベージュのローライズパンツ。髪は前髪もてっぺんでまとめたお団子ヘアです。
プールサイドでのシーンです。衣装は前編水着姿で、黒のハイレグワンピース水着という格好です。髪型は位置低く束ねたポニーテール+おくれ毛、前髪を上げたポンパドールスタイルです。
雑木林から庭先でのシーンに続きます。衣装は白地にえんじ、水色の花柄が散る浴衣姿で、唐紅の帯を締め、脚元は下駄を履いています。下着は白のブラとパンツ。髪は下ろしてゆるくウェーブがかかり、真っ赤な花飾りを飾っています。
お風呂でのシーンです。衣装は全編水着姿で、ベージュのストラップレスブラとパンツです。髪は下ろして内巻き、前髪は上げたポンパドールスタイルです。
リビングでのシーンです。衣装は全編黒で統一された下着姿で、スリーインワンにパンツ、膝上ストッキング、ハイヒールパンプスという格好です。シルバーのネックレスとブレスレットを嵌め、髪はくせ毛風のゆる巻きをかき上げサイドに流したスタイルです。
再び海でのシーンです。衣装は淡いピンクで裾がフレアな花柄キャミワンピ姿。下着の露出はありません。髪型はポニーテールで、前髪はサイドに流してピン留めしたスタイルです。
気取らぬ素顔とポージングで魅せるイメージビデオです。
交際相手と思しき相手と沖縄の各所へ繰り出すというシチュエーションでポーズを決めたり、施術をこなしたり…という展開になっています。
上述の本編とはまた別に、各Chapter冒頭に自撮りをしながら用意されたテーマに則ったフリートークを行うシーンが添えられています。基本、他愛のない話ではあるものの、飾らない一面が垣間見えます。
作風としては衣装やシチュに応じた姿を見せる作品、という印象があります。カチっとした物語や人物像を描くのではなく、かわいい衣装ではかわいく、カッコいい衣装ではカッコよく、生活感漂う場所では気ままな笑顔を…という感じで、大まかなベクトルに従った出口ちゃんを捉えた内容となっています。
淑やか系美女!本業グラドルに出せない雰囲気備えた出口お姉さん!
良い意味で正統派グラドルとは違った佇まいに魅了されます。彗星の如く現れ、今や平成最後に来る女の子筆頭という扱いを受けている出口ちゃん。正直言うと各種メディアにアツく推されている様子に猜疑の目を向けていました。「いや、アレは確かにスゴイけど、そこまでなのか…」。
しかし本作を観てようやく納得、いかにも育ちが良さそうな上品さがグラドル新時代の到来を予感させています。イマドキ主流のまん丸顔とは趣の異なる直線的なフェイスラインに、平行的濃眉、ソツなく整った目・鼻・口。一口に言うと美人さんですが、幼さ全開ロリ系とも、フェロモン漂うセクシー系とも、ピシャリ目線が様になるクール系とも何か違う、観ているこちらをホッとさせる優しげなルックス。無論、アレがスゴイのは大前提ですが、グラドル感のまったくない姿が実に新鮮。ニューフェイスの資格十分。
そんな美点をまず示しているのがChapter4です。白ニットに淡いピンクのミディスカート、主張ぶりがさり気なさすぎるネックレス・腕時計。真夏のデートっぽさあるキレイめスタイルで醸し出す淑女感。今すぐ実家へ連れて両親に紹介したくなるレベル。
思わずニヤける思い出話を披露、砕けた雰囲気に好感度うなぎ登り。雨宿りに訪れた更衣室では趣変わり、脱衣姿への接近戦でおフェロな出口さん。汗ばむ身体とウェットな髪質、ジトっとした体温伝わる艶ポージングで魅せています。
更に鮮烈な印象を残すのがChapter7です。白地にえんじ、水色の花が舞う浴衣に身を包んだ出口ちゃん。爽やかな和装を引き締める鮮やかレッドの帯・花飾り。持ち前の淑やかさを最も現した姿になっています。
深緑の背景にぼーっと浮かぶその姿。澄んだ空気をまとったかのような清潔感に満ちています。縁側へ腰を下ろしはらりはらり、生脚・スゴイの露わにしつつどこか気高く、淫らな雰囲気は一切なし。甘い上目に思わず握り拳…グッ!
無論、抜けているのはルックスだけではありません。色を知り尽くす上方オヤジが惚れ込んだ美ボディ…。業界でもタメを張れる説得力を備えています。
ダブつき気味の腹・尻・ももで弾力をアピる本流グラドルとは一線を画した、ムダ肉控えめスッキリボディ。だからといって無闇に細かったり、骨身あらわにゴツゴツしている訳でも無くて、腰回りや二の腕には程よい肉付きも兼備。グラビア映えをするカラダを誇っています。
そして、触れない訳にはいかないのが…「アレ」。
うーん…、噂に違わぬ「スゴイ」迫力…。
スペックだけで言うとインフレ気味のグラドル界では「デカい方」くらい。いやしかし実際に目の当たりにしてみると、何かもっと大きいような…。ちょっと面積小さいモノ着ただけで「横溢」してしまう、まるまるとしたふくらみの存在感。おぼろげな横っ面張っ倒す破壊力を帯びています。
アピールぶりに目を向けると、下着・水着姿にならない格好の方がより鮮烈な印象を受けます(Chapter2,5,10)。デコルテを晒す衣装はいずれも下着の助けを借りていない様子。寄せては返し、しなだれ歪む。拘束なき丸みに思わず視線が集中する…。
中でもChapter2のブラウス姿はボタン開放した大胆なもの。本業連中ですら躊躇する衣装へ果敢にトライする出口ちゃん、ダラシなくはだけた抱え寄せポーズで深いふか〜い谷間が覗く…。
本作においては出口ちゃんの「二面性」も光っています。衣装がフックとなった甘さと辛さのグラデーション、相反する要素がどちらも様になってしまう、モデルとしての図抜けたポテンシャルを見せています。
前述のChapter2ではパステルカラーの出口ちゃん。上から下まで目に引っかかるところのない柔らかな色使いに下ろし前髪、殊更目を惹くリボン結びのバンダナ。ほんのり頬が赤らんだ笑顔で広がる甘味な香り…、アイドルとタメ張れるレベルのスウィート感。アレだけが見どころではありません。
一方Chapter9では黒下着で攻める出口ちゃん。グイッと持ち上げるスリーインワンに艶めかしいストッキング、女っぷりアゲアゲ赤リップにかき上げ・銀アクセ。ハードな衣装でゴージャスな色気が香り立つ…。色っぽお姉さんの片鱗を見せつけています。
また見逃せないのがヘアスタイル。スタイリストさんの獅子奮迅ぶりが伺い知れる遊びまくりのヘアアレンジで、シーンが変わる度に掴まれてしまいます。「九番勝負」というのは別に比喩でも何でも無くて、ホントに全部違って見えます。
印象的だったのはやはりおデコを晒す「ポンパドール」スタイルです(Chapter3,6,8)。水着より施術より何より前髪スタイリングが保守的なグラドル業界の中では、インパクトさえ覚えるアップヘア。ただ単に物珍しいだけではなくキュートに決まっているのもミソで、中でも8の内巻きに合わせたスタイルはヌケたかわいらしさが漂っています。
施術において目に留まったのが本編外の特典映像シーン。ロケ終了直後に対面インタビューを行っているのですが、「最後の質問」が…。流石奇人ノムラヨシキ。思わぬムチャ振りに目を見開き動揺する姿に思わず笑ってしまいました。
予想されたことですが、色気を伺わせるようなシーンは数少ないです。施術やポーズはもとより、表情も誘われていると感じるものはなかったかな…。
また、ポーズ自体もおっかなびっくり決めている印象で、「アクティブさ」は控えめです。ゆったり・じっくり見せている、と言えば聞こえは良いですが…。
平成最後に来るぞ!都会派美女!
Chapter7。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E4%BA%9C%E6%A2%A8%E6%B2%99