テラハ帰りの恵体女子、小瀬田麻由ちゃんの通算4作目となるイメージビデオ「Minded think」のBlu-ray版のレビューです。販売元は竹書房、ディレクターは⑩Photoさんです。
https://idol.takeshobo.co.jp/item/30054/
本ブログで小瀬田麻由ちゃんの作品をレビューするのは、今回が初めてです。
大阪府出身、芸能事務所NEWCOME所属のグラビアアイドルです。
当代きっての「ナウい(古)」番組出演で出世への足掛かりを掴んだ女の子です。
縦の印象が強いフェイスラインに乗っかった高い鼻にアーモンドアイ、マニッシュにも映る角度のついたアイブロウと、どこか日本人離れしたド派手な顔立ち。デビュー当初からキッとした目線には意志の強さを漂わせており、イマドキ主流の愛されタイプとは全く違った色気を発揮しています。
ここ最近の彼女を彩るエピソードとして欠かせないのがフジテレビ系列で放送されている「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」への出演。インスタ映えの極みのような番組での活躍でギャル知名度爆上げ、下手すりゃ今一番顔の知れたグラドルかも知れません。
オタクにばっか名が通って閉塞感抱えるベテラン差し置き、上昇気流に乗った小瀬田ちゃん。スターへなりうるチャンスをモノにした本格グラドルです。
グアムが舞台です。小瀬田麻由ちゃんが唐突に姿を消したかつての交際相手と再開、旧交を温める…というストーリーになっています。
小瀬田麻由ちゃんの髪の長さは胸にかかる長さのロングヘア、前髪は顎ラインの長さでサイドに流しています。
各チャプターのダイジェスト+タイトルシーンです。
陸上競技場でのシーンです。衣装は真っ赤なスポーツブラ、白地に青い飛沫模様の七分丈スパッツ、白のスニーカーという格好、下着は紺のパンツを履いています。髪は位置低く束ねたポニーテールです。
お風呂でのシーンです。衣装は全編水着姿で、薄紫のチューブトップブラにパンツ(紐パン)という格好です。髪はまっすぐ下ろしています。
ベッドルームでのシーンです。衣装はパステルカラーのボーダー・水玉模様のバスタオル一枚。下には前のシーンと同じパンツのみ履き、ブラは未着用です。髪は洗いざらしで下ろしています。
グアムの住宅地から海へと続くシーンです。衣装は黒のノースリーブリブニットワンピース。黒のハイヒールサンダルを履いています。海では水色の三角ホルターネックビキニ姿へ。髪は下ろしてスタートして海では高めポニーテールにチェンジしています。
バーでのシーンです。衣装は黒で統一されたランジェリー姿で、オールインワンにパンツ、膝上ストッキング、チョーカーにハイヒールサンダルという格好です。髪は下ろしてウェーブがかかり、前髪をかき上げ気味にサイドへ流したスタイルとなっています。
プールでのシーンです。衣装は白と紺のボーダーパーカーで登場。水着は白地に紺のラインのハイレグワンピース水着です。髪はゆるいウェーブヘアを位置低くまとめたお団子ヘア、途中で解いて下ろしています。
ベッドルームでのシーンです。衣装は白地に黒のストライプ柄前留めワンピース、脚元は白のハイヒールパンプス、小ぶりな金のネックレスを提げています。下着は白のストラップレスブラとパンツ。髪は下ろして内巻きです。
ホテルの一室から緑豊かな岩場へと続くシーンです。衣装は黒のキャミワンピ一枚、黒のハイヒールパンプスを履いています。水着は淡黄色のホルターネック三角ブラとパンツ(紐パン)。髪は下ろしています。
ムードで魅せるイメージビデオです。
突然の再会を果たした小瀬田麻由ちゃんとかつての交際相手が、昔を思い出すように共に過ごし、そして再びの別れを迎える…というストーリーになっています。
それなりに数をこなしているグラドル主演作にしては、若干異色の作風となっています。日常の様子を第三者視点で捉えた前半戦から始まり、ガチの潜水や髪切りシーン、「素を出す」のではなく喜怒哀楽を「表現」した施術などなど…。オタクの好みに無闇に寄せない手法を用いています。
最たる例が「照明」です。モデルの姿を明瞭に映すことが大前提となっているグラビアの世界では珍しいくらい、表情や身体に影を落とす逆光を多用し、時には真っ暗闇で全く容貌が目視できない程(Chapter6,9)。総じてイメビっぽさの薄い作品となっています。
作中の小瀬田麻由ちゃんは恋人への想いに揺れる等身大の女性像を演じています。何も告げずに姿を消した恋人に対し、再会を喜びながら時に不義理を憤ったり、自責の念を吐露したり、強い口調で核心に迫ったり。後に訪れる悲しみも共に通じ合った今なら乗り越えられる…、心の動きを確かに感じられる作品です。
世俗を超えた風格…、芸能界の一番星すら伺う美貌と存在感!
流行りのグラドル連中とは異質な雰囲気に魅了されます。面長気味なフェイスラインに顎まで伸びた長い前髪、日本人離れしたメリハリある顔立ちと、今時主流のロリ系風味とは一線を画したルックス。常にクールさを湛えた姿はイメビにおいては新鮮ですらあります。
加えて目を惹くのがその佇まい。オタクなんぞ顔を合わせても全く相手にされないであろう、美人特有の気高き風格。歯を見せぬ微笑みにはジワリ色気が、前髪被さるキレッキレ目線には安い男お断りの麗しさが…。媚びとは無縁の品位がそこかしこに溢れた様子は最早「セレブリティ」。ギャル視聴率高い番組へ抜擢されたのも大いに納得です。
売れ線との違いを如実に示しているのがChapter3、及び4のシーンです。4終盤のポージングを除いて、カメラへ目線を寄越さない第三者視点でシャワー・身支度。一体いつの時代の施術か。いやしかし、シチュ的にも見た感じにもありのままで違いない姿に、他との違いがハッキリと現れている…。
淡々と身体を洗い流すコセマユ。ふとした瞑り顔に見惚れ、真っ直ぐ目を遣る表情に溜息が出る…。小手先用いぬオールバックで圧巻の造形美を披露。さらに風呂上がり、軽く髪乾かしたスッピン姿では抜けるような透明感を発揮。ショウアップされていない格好で魅せてしまうとは…。
本作はそんな美女の様変わりする雰囲気が一番の見どころです。衣装やシチュエーション、施術で甘く・辛く彩られる姿。現役最高峰のルックスで魅了する作品となっています。
彼女らしさを最も示しているのはChapter6のダンスシーンです。濃厚な色気が香り立つくせ毛風ウェーブヘアに黒一色のランジェリー、確かなアクセントとして華を加える薄紅色の艶リップ。「肉食」と呼ぶには少々上品で、「可憐」と呼ぶには余りに刺々しい…。男吸い寄せつつ下手に触れると火傷するその姿は「魔性の女」。
ディストーションギターの音色で号砲、ロックを混ぜた指先を淫らな様子で口に含むコセマユ。止まらない蠱惑のムード。腰をくねらせ・髪振り乱すダンスで撒き散らすフェロモン。不意に被さる長い前髪から覗く流し目、鋭利なナイフを差し向けるかのような視線に息が止まる…。
個人的に鮮烈だったのがChapter8の姿です。白系ワンピに内巻きロングヘアという、狙いすました愛され系ルックス。「ヨソのグラドルと一緒にすんな」みたいな話を続けた手前、大きな声では言えませんが、それまでのシャレオツムードから踵を返す男ウケファッションに思わず刮目。いや〜姐さん流石っす。
ベッドへと優しく呼び込むコセマユ。近づく度に微笑む様子が何ともいじらしい。ゆっくりと肢体を晒し、迫られたように寝転び。豊満な身体には暗い影が宿る。清らかな彼女が秘めた艶めかしき曲線に思わず昂る…。
劣らずインパクトを残すのがChapter5の海でのシーンです。雲天のグアムビーチに馴染む水色ビキニ、快活な高めポニテという装いで、元気にハジけまくる姿を見せる小瀬田ちゃん。狙いすました世界観とはまた一味違う、健康的な魅力に溢れたシーン。衒いなき王道施術もまた良きかな…。
ビキニ姿であっち向いてダッシュ、こっち向いてダッシュするコセマユ。イキイキポップな笑顔にこちらも思わずニンマリ。サインコサインタンジェントできちんと答えが出る辺り、彼女にはグラドルこそ最も似合うことの証明。爽やかさ漲るシーンとなっています。
顔とか雰囲気の話ばっかで恐縮ですが、コセマユちゃんと言えば「グラマラスボディ」。グラドルとしてこれ以上ない資質を示す豊かなバストに豊かなヒップ、間が開こうが軽井沢行こうが、衰えた様子は皆無です。
まず「バスト」。代名詞と言うべきヘヴィなふくらみは健在です。若干、ブラのカップが大きめな気がしないでもないですが、代わりに施術は一歩踏み込み。揺らしアピールで暴れ回っております。
ラン&ストレッチでグニグニしまくるChapter2を筆頭に、身体洗いで小突く3、ビキニではしゃぐ5、ダンスの6と、躊躇無き揺れ見せ。中でもノーブラで上手いこと隠す4は強烈。バスタオルから疑似手ブラ、腹這いで軟いバストがぷるぷるぷるぷる…。
少々驚きだったのが「ヒップ・もも」。おっぱい星人上村御大のせいで胸の印象ばかり残っていたのですが、下半身も相当に「ムッチムチ」。お尻から太ももにかけての肉付きの良さは希少なレベルで、そのハリに思わず視線集中。
思い知らされたのがChapter5の冒頭、ストール伴って舞い踊るシーンです。遠目で全身を捉えた際の「ズッシリ」とした尻・ももの量感…。こ、こんなだったっけ…?。他にもセクシーなS字ポージングの2、ハイレグで露わになる7、うつ伏せボディラインが艶めかしい8も要チェックです。
薄目のライティングや逆光を多用している本作。それ自体は殊更珍しいことではないし、妖艶な雰囲気をもり立ててもいるのですが、全く姿形が目視できない時があるのは流石にどうかと…(Chapter6,9)。どちらも彼女によく似合う(と思っている)黒衣装で、中でも9のワンピ姿はもっとちゃんと見たかったというのが本音です。
また、ありがちな舐めやら開脚ポーズや被マッサージといった定番の施術は回避。視覚に訴求する直球エロは存在しません。
俺達のコセマユ!テラハ踏み台に掴めスターへの道!
Chapter8。
Miinded Think/小瀬田麻由 (ブルーレイディスク)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%80%AC%E7%94%B0%E9%BA%BB%E7%94%B1