正統派ボーイッシュグラドル、忍野さらちゃんの通算7作目となるイメージビデオ「Romance」のBlu-ray版のレビューです。販売元はラインコミュニケーションズ、レーベルはアイドルワン、ディレクターはノムラヨシキさんです。
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本ブログで忍野さらちゃんの作品をレビューするのは、前々作「Body’s」に続き今回が2回目です。
東京都出身、芸能事務所ワンエイトプロモーション所属のグラビアアイドルです。愛称は「おっしー」。
「若手No.1」から「業界No.1」へ…!さらなるジャンプアップ目論むエース格グラドルです。
スッキリした鼻筋に縦横バランスの良い輪郭、笑うと綺麗な三日月描く大きな目がチャームポイント。加えて殊更主張するGな胸に曲線ボディラインの見栄えは図抜けており、現役最高峰と呼ぶに相応しいポテンシャルを誇っています。
愛嬌あるキャラクターも魅力の一つ。見た感じはお嬢様風情なものの、高めで柔和な声質にお高く止まらぬ能天気人懐っこい振る舞いで、イメビだとより可愛らしい印象があります。
ロングからボブへのイメチェンがきっかけで人気爆発した感のあった彼女。明確な決め手ある女の子の「次の一手」は気になるところですが、ここに来て耳が露わになる程のショートヘアへトライ。自ら道を切り開く姿勢で、頂点を狙います。
グアムが舞台です。ごく親しい間柄の相手とのバカンスを描いています。
忍野さらちゃんの髪の長さはリップラインのマッシュショートヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
各Chapterダイジェスト+タイトルのシーンです。
ベッドルームでのシーンです。衣装は白地に赤の星柄パジャマ姿、ボトムスの丈が短パンサイズになっています。下着は紺のブラとパンツです。
海でのシーンです。衣装は全編水着姿で、白地に青の花柄三角ブラとパンツです。
プールサイドでのシーンです。衣装は全編水着姿で、白地に青で縁取られたハイレグモノキニビキニです。脚元はシルバーのハイヒールのミュールを履いています。
ベッドルームでのシーンです。衣装は所謂セーラー服。白地に襟がグレーのブラウスに同じくグレーのプリーツスカート、赤のリボンを締め、脚元はルーズソックスにローファーを履いています。下着はショッキングピンクの三角ブラとパンツです。
広場でのシーンです。衣装はピンクのリブニット生地タンクトップにスキニーデニム、白のコンバースを履いています。下着は(恐らく)ノーブラに朱色のパンツ姿です。
庭先でのシーンです。衣装は前編水着姿で、紫のラメ生地三角ホルターネックビキニ(紐パン)という格好、脚元はシルバーのハイヒールミュールを履いています。
お風呂でのシーンです。衣装は全編水着姿で、黒と緑のハイレグモノキニビキニです。脚元は黒のハイヒールサンダルを履いています。
ショッピングからホテルの一室でのシーンに続きます。衣装はカーキ色のタイトなリブニットワンピース姿、脚元も同じ色味のハイヒールパンプスを履いています。下着はごく薄いピンクのストラップレスブラと白のパンツです。
ポーズで魅せるイメージビデオです。
グアムへと降り立った忍野さらちゃんが、親密な相手と各地に繰り出す形でポーズや施術を披露していく内容となっています。
本作はストーリー性の薄い内容となっています。忍野ちゃんもこちらも明確な役柄は無し。「親密な相手と各地に繰り出す」というのもイチャつきシーンからそう解釈できるもので、関係性を伺わせる発言がある訳ではありません。
晴天の空の下でBGM流しつつビキニ姿を披露するという、ベタなシチュエーションへ身を置いたシーンの続く本作。「小細工無用!」とばかりにボディとビジュアルへ焦点を当てている印象があります。
そんな中素っぽいトークをメインに聴かせているChapter5と9は異色の存在。自然と笑顔を誘われるキャッチーなキャラが前面に出たシーンとなっています。
ボーイッシュでかわいくなるって何さ!?!?同時に女王の貫禄も漂い始めた快作!
またまた短くなったヘアスタイルと共に新境地をアピールしています。落ち着いた色味の内巻きボブに手を加え、リップラインのマッシュショートへ。耳が露わになるまでカットしたヘアスタイルは業界では希少な存在感を帯びています。
泰然自若のジャケット画像からして様子が異なる今回の忍野ちゃん。
「攻めすぎでは」
「もっと長い方が女の子らしい」
そんな旧態依然としたオタク(私)の難癖は、冒頭Chapter2でいとも容易く吹き飛ばされてしまいます。
柔らかな陽の差し込むベッドに現れるニュースタイル・忍野さら。起き抜けシチュで朗らかにスマイル、ゆったりとポーズ決め。見覚えあるベタベタなシーンがしかし、いつもより爽やかで可愛い…。
くるりと流れる下ろし前髪に仄かにま〜るいシルエット、さらり毛流れでリラクシームード演出したニューヘアスタイル。長さで言ったらボーイッシュなれど、柔らかな雰囲気には可愛らしさいっぱい。「流石!」と言わざるを得ないかわいいショートで今回のイメチェンも大成功を確認。
さらに見逃せないのが変化を付けたスタイルです。
「ショートはアレンジが少なくて飽きる」
そんな旧態依然としたオタク(私)の不見識も、若き女王の前では戯言と化してしまいます。
セミウェットなスタイリング施したChapter4では、バッチリ決めたルックスをほんのり辛いアレンジで大人っぽさ底上げ。さらに束感ヘアが吹かれて乱れていく6では、みるみるうちに無造作感あるボーイッシュなスタイルに。
そして最も目に留まったのがChapter8と9のふんわりアレンジです。ラフ過ぎないエアリー感あるシルエットで可愛らしくも色っぽく。以前よりも明るいトーンの髪色で束感が一層引き立ち、流れるフォルムに見惚れてしまう…。一歩先ゆく抜け感アレンジに思わず溜息が零れます。
変化を見せているのは髪型だけではありません。ニコニコ笑顔が中心だったポージングには「魅せる」意識が随分と増量、キャッキャしてるだけの姿はもうありません。
グラドル女学院内申一位の自覚がそうさせるのか、あるいは新たな表現への欲求が首をもたげ始めたか。決して芸達者なイメージの無かった彼女が(超失礼)ノムラDにヘア・メーキャップ・スタイリスト様の助けも借りて、しっとり艶めく新たな一面をここに来て披露しています。
ピアノの調べに翳った西陽がジャジーなムードを漂わすChapter8。胸からもも・尻ひけらかすワンピを煽りで見せつつシックな色味・瀟洒な髪型・陰影富む身体で気高く、品良く。いつになくアンニュイさ浮かぶ伏し目・流し目が、息を呑む程美しい…。
そしてカーテンの隙間から射す光で浮かぶChapter9。保守的路線ド真ん中の彼女が自らブラに手を掛け、危うく隠す。開き直ったが故の自信か、それとも女王の貫禄なのか、腹這いで微笑む姿には余裕が溢れる。羨望を受けるのを楽しむかのように…。
ただし!甘々なキャラクターは一切スポイルされとりません。人好きのする振る舞いで気付けばデレデレ・気付けば骨抜きに。正統派を地で行くプレイスタイルは健在です。
動いている彼女の姿はいつ観ても可愛らしい…。前述のベッドで接近するChapter2を始め、セーラー服コスで砕けた喋りを披露する5、ニッコニコで洗車に勤しむ7、そしてゆる~いショッピングに一献傾ける9。無邪気な雰囲気に鼻の下が伸びる…。
中でも最もオキニなのが海のシーン(Chapter3)。満面の笑顔と健康的スタイルはお天道様の下でこそ映える!ハジける笑顔は何度観ても飽きない!水浴びに興じる姿がキラッキラでまぶしい!
ボディの完成度は今回も文句なし。重力に素直なヘヴィ級の胸にうっすら影浮かぶウエスト、グワッと広がるヒップに質感たわやかな太もも。ケチの付けようがありません。
全てが揃う理想的ボディライン故、全身捉える教科書通りのポージングで艶めかしさが一層炸裂。ベッドの上での女豹・膝立ち(Chapter2)、腰を反らせ・お尻差し向ける立ち姿(3,4,7)など、ド派手な曲線に硬派なオタクもまとめて悶絶。
ビジュアルの印象はナチュラルベースで好感度高く映っています。ほんのり頬が色づきつつ赤みが強めな唇で女性らしさも主張。
そんな中バッチリ決めて少々異色なのがChapter4と5の姿。白さがプラスして見えるお肌に薄い前髪・強めアイライン・桃色アイシャドウ(4)、目尻に重点置かれたアイメイク(5)。人それぞれ好みはあるでしょうが、今時の女の子っぽい姿も悪くないですよ…。
疑似行為やらアメ舐め・アイス舐め(カップアイスは食ってますが)等はある訳無し。ドギツい施術はシャットアウトされています。
グラドル界も王位継承!玉座に座るは忍野さら!
Chapter8。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%8D%E9%87%8E%E3%81%95%E3%82%89