Woman in the dark、朝比奈祐未ちゃんの通算9作目となるイメージビデオ「白夜に見る黒い夢」のレビューです。販売元はスパイスビジュアル、レーベルはMAREです。
https://spicevisual.com/product.php?model=MMR-AE013
本ブログで朝比奈祐未ちゃんの作品をレビューするのは、前作「恋する僕のひな先生」に続き、今回が2回目です。
なお、今回はDVDパッケージ作品ではなく、動画配信サイト「SpiceTV」にて購入したFullHD(1920x1080)版をダウンロード・視聴しレビューしています。
https://spice-tv.jp/ppv/item.php?ID=MMR-AE013-FHD
神奈川県出身、芸能事務所e-2 dive entertainment所属のグラビアアイドルです。愛称は「ひなけつ」。
「新日本グラドル界の、ド真ん中立ってんだぞ今ァァ!!!」革命戦士の道なき道往く旅路は続く…。
シュッとした鼻筋が目を引く顔立ちにフェイスラインが露わになるショートボブでキリッとした印象の強い女の子。対してボディは上から下までムッチムチ。ラリアットで叩き潰しサソリ固めで締め上げる(違う)業界でも指折りのハードヒッターです。
戦法はご存知タマビで鍛えた創作意力振り回すアウトローでアバンギャルドな「アサヒナ・ストロングスタイル」。しかしながら前作では明るく楽しい王道イメビへよもやのライトターン。グラビア的美学に則った魅せっぷりは思いの外好印象を受けました。
スポットライトを一身に浴びるリングで大きく右腕掲げたアサヒナ。オタクの喧騒ブチ破るのは全開のパワーホールか、それとも宵月呼ぶレクイエムか…(錯乱)。
ロケ地は都内某所(憶測)。会社員として勤務する朝比奈祐未ちゃんが現実と妄想を行き来する…という展開となっています。
朝比奈祐未ちゃんの髪の長さはリップラインのボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
*本レビューにおけるChapter分けはシーン転換を元に筆者の判断で行っており、DVDパッケージ作品と異なっている可能性があります。
ベッドルームでのシーンです。衣装は白のシースルーブラウス一枚。下着はノーブラに白のパンツです。髪は下ろしています。
キッチンでのシーンです。衣装はピンクのセーターに白のタイトスカート姿。水着はえんじ色のY字ホルターネックスリングショットモノキニビキニです。
オフィスでのシーンです。衣装は白ストライプのブラウスに黒白ストライプのベストとミディスカート。下着はライムグリーンのホルターネックブラとパンツ、ベージュのパンストを履いています。
引き続きオフィスでのシーンです。衣装はベストを脱いだブラウスにミディスカート姿。下着は黒コーデのチューブトップブラとパンツ、網状の七分袖全身タイツを重ね着しています。
リビングでのシーンです。衣装は薄紫のサテン生地襟付きブラウスに同じくサテンの紺ミニスカート、黒のハイヒールパンプスという姿。下着は赤の花柄ブラとパンツ、黒のストッキングを履いています。
お風呂でのシーンです。衣装は白のキャミソール一枚姿。下着はノーブラに白のパンツです。髪は濡れたスタイリングになっています。
ベッドルームでのシーンです。衣装はグレーのセーターに黒のチュールミニスカート、黒のニーハイソックスという姿。下着は上下共黒のブラとパンツです。
朝のベッドルームでのシーンです。衣装は紫のシースルーブラウス一枚。下着は深い金色の三角ブラとパンツです。
ポーズと施術で魅せるイメージビデオです。
会社員として勤務する朝比奈祐未ちゃんが、仕事の失敗をきっかけに上司に呼び出され…というストーリーになっています。
本作は全編屋内で撮影されています。オフィスやタワーマンション、無印良品のモデルルームみたいな木目に白い内装のお部屋等、いかにも都内で撮りましたみたいなロケ地が中心。内容が内容だけに致し方ありませんが、前作のような海で陽射しを目一杯に浴びるみたいなシチュエーションは無くなっています。
作中の朝比奈祐未ちゃんは淑やかな女性像を演じています。終始抑制気味の喋りを披露。カラッと明るい笑顔も控え、下賤な相手に戸惑いながらも結局は受け入れていく…という形で進行していきます。
話の流れは「セクハラ上司に弄ばれた挙げ句、深い仲になる」という形ではあるのですが、序盤で繰り返し描かれる朝比奈ちゃんの秘めたる一面やラストシーンでの表情を鑑みるに、「上司に開発されちゃった」というよりは…。
淑やかに喰らう!超肉食系な姿に食物連鎖の頂点を見た!
落ち着いた中でもバッチリ男を狙い撃つルックスに目を奪われます。「丸の内OL」という設定の下、事務服や大人っぽいコーデに身を包んだアサヒナさん。コスプレ感の薄い着こなしは仕事も家事もソツなくこなしそうですが、一方で視線を引き寄せる「華やかさ」もチラリ覗かせています。
素肌感あるお肌に血色良く染まる頬。お局社員に目を付けられず・後輩や上司の信頼も呼びつつ、同僚から出し抜け商談相手のイケメン社員の一本釣りをキメる…。そんなこなれた女性像を演出しているのが「唇」です。
全編渡って施される派手すぎない赤リップはそれだけで女性らしさを主張。地味〜な事務服姿の中でも埋もれない女っぷりでヒルズ族の名刺を荒稼ぎ。狙い定めた密会ではジュワっと輝く艶をON、逢引の引き換えにブラックカードを押収。
黄昏アナリシス的にヒットだったのがChapter4と7の姿です。4では気持ち派手目なコーラルレッドの色味にツヤっとした光沢でモテ感をプラス、レディライクな容貌で強引に押し迫られる様子に高揚感を駆り立てられます。
一方Chapter7では仄かにピンクが増量傾向に。夜更けの燃えるシチュで自ら唇を指し示し・むしゃぶりつき色気の雫がポタポタと零れていく…。
言うまでもなく、本作最大のハイライトは彼女一流の性的表現シーンです。暗く妖しいアサヒナ節が復活、アンチモラルなムードを発しながら執拗に噛みついて来る猛獣…。鼻腔へ匂い立つ濃厚な世界観はイメビの範疇を超えています。
魔が差した前作の王道路線から一転、「あなた、ごめんなさい」で完成形をみた「背徳的エロチシズム」を描く作風へと揺り戻された本作。淫らな妄想に耽る一人の女が上司のセクハラをきっかけに肉欲を晒していくというマッチョネスな骨子に、パンプアップされたアサヒナ流・ベッドプレイで肉付けしたトゥーマッチ・エロスな世界観。脇目も振らずに性的表現へ特化されたシーンが怒涛の如く襲いかかります。
秘めたる願望が明らかになるChapter1,2、ドスケベ衣装で肢体を晒し・顔見知りの男に犯されていくアサヒナ。明るくて可愛らしいお部屋との対比で浮き彫りになっていく淑女の肉欲。低く蠢く喘ぎ声と擦り付ける腰使いに、否応無く引き込まれていく…。
不埒な男により願望が萌芽を迎えるChapter3,4、仕事上の贖罪を身体で求められるアサヒナ。澱んだ空気感で濃厚に描かれる背徳の感情。暗く静まり返るオフィスで上から下まで舐め回すように視姦され、欲望に押し伏せられていく肉体。乱れに乱れる媚態と妖しくも切ない横顔にこちらも疼く…。
そして最も印象的だったのが終盤のシーンです。肉欲に取り憑かれたまま堕ちていくという、まるで救いが無かったかつてのアサヒナ・ワールドから様相一変、想い合い身体を交えるラスト三部作。前作「恋する僕のひな先生」の幸福なエンディングが呼び水となったのか、「愛」で締めくくる新境地を伺わせています。
歪んだ性愛の果てに深愛が花開くChapter6,7,8、風呂場やベッドで身体を求め続けるアサヒナ。表情には怯えが失せ、惚気た目線や台詞・微笑みで通じ合う心を覗かせる。
そして想いのままに身体を重ねる二人。喘ぎと共に揺さぶられる様に愛し合うニュアンスが加わったことで、エロチシズムは極限へと達している…。
更に!表現者としての欲求は旧態然とした施術を悠々飛び越えてゆきます。「見せずに魅せる」イメビの真骨頂を誰よりも理解する朝比奈祐未ちゃんは、想像力を喚起する新たな「道具」へ果敢にトライしています。
恐らく本作の山場に据えられたであろうChapter4、仕事のミスを辱めで償わされるシーン。淫らなポーズに飽き足らない上司が取り出したもの、それは…
…
「…ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…」
えぇ…。
戸惑いながらも秘部へと挿し込んでゆくアサヒナ。乾いたスイッチ音と共に響くバイブレーション。違和感に身を捩りながらも「核」を捉える度に吐息が零れてしまう…。
盛んにひくつく身体、うつろへ変わりゆく横顔、敏になっていく嬌声。下卑た要求に流された女はしかし、気付くとその悦楽を求める淫獣へと変わっている…。
現役最高峰と言って間違いないムチムチボディは今回も健在。弧が大きくてヘヴィな「ひなけつ」に寄せては返す柔らかな「ひなちち」、今にも炸裂せんばかりに張り出した「ひなもも」はいずれも仕上がり良好。一方で跨り姿勢ではかすかに腹筋が浮かび上がるのが驚き。全てにおいて隙が見当たりません。
見せっぷりも躊躇無し。正対で揉みしだき・膝立ちバックに寝転び開脚を真っ正面からガン見等々、正統派連中が裸足で逃げ出すハードコアなプレイスタイル。
どっから入っても魅了されますが、ムチムチに一家言ある(?)オタクとして強調したいのがChapter3後半のシーン。椅子の手すりに跨りスカートの裾から覗く「ひなけつ」をグリグリグリグリ、仰ぎ見る肉塊の軟く揺れる様に撃沈…。
衣装も当然抜かりは無く、特に「ひなけつ」の晒しっぷりは相当なモノ。一説によるとパンツのサイズがR指定の基準であると小耳に挟んだのですが、何かの間違いだと結論付く「T」に限りなく近いパンツが連発(Chapter3,4,7)…これアウトじゃないの?
他にも衣装onノーブラ(Chapter1,6)やY字の身ごろで晒すモノキニ(2)、下乳丸出しブラ(4,5,8)、オーラスには手ブラで行為に及ぶ等、置きにいった様子は皆無です。
「オフショット好き」と致しましては、8つの本編のみでスパッと終わるのは潔さも感じつつ、食後のデザートをおあずけにされたような口寂しさも覚えました。
光を得た「アサヒナ・ストロングスタイル」。
より深く、より純度の高いエロスの境地へ…。
Chapter7。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%AF%94%E5%A5%88%E7%A5%90%E6%9C%AA