新世代グラマラスクイーン、安位薫ちゃんの通算4作目となるイメージビデオ「花様年華」のレビューです。販売元はスパイスビジュアル、レーベルはMAREです。
https://www.spicevisual.com/product.php?model=MMR-AZ119
本ブログで安位薫ちゃんの作品をレビューするのは、今回が初めてです。
なお、今回はDVDパッケージ作品ではなく、動画配信サイト「SpiceTV」にて購入したFullHD(1920x1080)版をダウンロード・視聴しレビューしています。
https://spice-tv.jp/ppv/item.php?ID=MMR-AZ119-FHD
東京都出身、芸能事務所e-2 dive entertainment所属のグラビアアイドルです。
妖しく誘う、その美貌…!図抜けた大物感を漂わせる若手グラドルです。
目一杯に膨らませた風船ばりのボディとこってり風味のルックスがチャームポイント。微妙なお年頃故大きな声で言うのは憚られますが、セクシャル方面へ全振りされている印象があります。
ボディこそ本格派の相ですが、一方で黒々としたショートボブに真一文字の口角、アンニュイさ帯びた表情作りは明るくキャッチーな売れ線とは趣の異なるもの。「かわいい」の枠には収まらない妖気が感じられます。
ピーカンの空の下よりも陽射し遮られた軒下がより似合いそうな、カオティックなムード漂う女の子です。
台湾が舞台です。身寄りのない安位ちゃんと自宅へと招き入れた相手が次第に深い仲になっていく…という展開になっています。
安位ちゃんの髪の長さはチークラインのショートボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
*本レビューにおけるChapter分けはシーン転換を元に筆者の判断で行っており、DVDパッケージ作品と異なっている可能性があります。
各シーンのダイジェストシーンです。
横丁から始まりベッドルームへと続くシーンです。衣装は白のキャミワンピと花柄シースルーブラウスの重ね着、ピンクのサンダルを履いています。下着は白地に水色の花柄三角ブラとパンツです。髪はウェットなスタイリングになっています。
リビングからお風呂へ続くシーンです。衣装は水色で白い襟付きワンピース姿。下着は黄色の三角ブラとパンツです。髪は下ろしています。
ベッドルームでのシーンです。衣装は全編水着姿で、白のチューブトップブラとパンツです。髪は下ろしています。
お風呂でのシーンです。衣装は全編水着姿で、赤茶色の三角ブラとパンツです。髪は下ろして毛先がハネたスタイリングになっています。
リビングからプールサイドでのシーンに続きます。衣装は紺色に襟が白のワンピース姿。紺のベレー帽に白ソックス、黒のローヒールパンプスを履いています。水着は赤のホルターネックブラとパンツ。髪は下ろしています。
庭先でのシーンです。衣装は全編水着姿で、白のチューブトップブラとグレーのパンツです。髪は下ろしています。
リビングでのシーンです。衣装は白のハイレグスリングショットモノキニビキニです。髪は下ろしています。
リビングでのシーンです。衣装は真っ赤なホルターネックのワンピース姿。下着は青地にカラフルな花柄のパンツ、ブラの露出はありません。髪は下ろしています。
ベッドルームでのシーンです。衣装は全編下着姿で、黒のブラとパンツ、膝上丈網タイツにガーターベルトを嵌めたスタイルです。髪は毛先を無造作に遊ばせたアレンジです。
オフショットのシーンです。
ポーズと施術で魅せるイメージビデオです。
台湾で身寄りの無かった安位薫ちゃんが偶然出会った相手に保護される形で家へと連れられ、次第に深い仲になっていく…というストーリーになっています。
「はな?よう…とし?」と読んでしまったタイトル(バカ)。造語ではなくれっきとした中国の四字熟語であり「最も美しい時」という意味です。
本作の安位薫ちゃんは従順な振る舞いをしています。見ず知らずで宿泊させ仕事まで斡旋してもらった引け目があるのか、次第にエスカレートするエッチな要求も躊躇いつつ結局は受け入れ。ご都合主義的とも取れる物分りの良さでテンポよく進んでいきます。
外でキャピキャピするようなシーンの無いダークな作風なのですが、「孤独だった少女が人と触れあうことで生きる力を取り戻し、前向きになっていく」という、うっすらですが希望の残るストーリーになっています。
甘口キャラから方向転換!醒めた目線に才覚滲む次代のホープ!
キャラから内容からかつての路線から大きな変化を遂げています。前作までの正統派キャラを控え目にして、代わりにクールなニュアンス増量。持ち前のアンニュイなルックスと噛み合い独特の色気を発しています。
数あるグラドル芸能事務所の中でも独自のカラーが色濃い「e-2 dive entertainment」。プロフには目がやけに吊ってたり据わってたり、レスバトルで物議を醸したり、OGには「アッチの業界」へ飛び出した者がいたりと、爽やかで健康的とは言い難い面々ばかり。本来尖っているはずのアサヒナさんがかなりマトモに思えてしまう程、マイルドヤンキーじみた女の子を多数抱えている印象があります。
前作で猫耳カチューシャ姿を見せる等、すんでのところで甘口キャラを堅持していた安位ちゃんも、事務所の放つ澱んだ空気に呑まれたか(?)本作で遂に闇堕ち。施術は過激・衣装はハレンチ・表情はアンキャッチーなダークサイド路線へと踏み込んでいます。
中でも表情作りの大きく変わった点が印象的でした。妖気と冷気の入り混じった目線は既に彼女にしか成し得ないレベルの説得力を帯びています。
新境地を高らかに宣言するのがChapter2、路地裏から連れられベッドで温もりを分け与えられるシーンです。洗いざらしのヘアスタイルで胸やら尻やら見せつけながらも、生気の途絶えた目線はひたすらに孤独。雨に打たれぼろぼろになった少女が身体を求めることで生の希望を見出していく展開で、退廃的な空気に満ち満ちています。
共に過ごす中で笑顔と希望を取り戻し、目に力強さが表出していくのが終盤のシーン(Chapter8,9)。8では過激な水着に戸惑うも昂るこちら乗じたか不遜な態度へと豹変、淫らに肢体を晒しながら高圧的に睨み付け。流し見許さぬ緊迫感。
続くChapter9、ドレッシーな容貌で今度は華やかに誘惑。唇とワンピースから目へと突き刺さる鮮やかな真紅、美貌の虜になっていく様子を嘲笑うニヒルな流し目は本作最大のハイライトです。
さらにソファで再びの媚態晒し。辛抱堪らず迫っていくにつれ攻撃性が露わに、殺気立った目線で一遍の隙も許さない。真紅の容貌で誘いながら近づくとささくれ立った本性が表出していく、言わば「薔薇」…。
新世代屈指と評判のボディは噂に違わぬド迫力です。上も下も主張の激しいムチムチっぷり。衣装や施術でのアピールにも余念は無く、徹頭徹尾溢れまくっています。
ズシリと重く膨らむ胸に豊かな弧を描いたヒップ、はち切れんばかりの太ももは全て肉付きA5級。またお年頃故致し方無いのですが全体的に余裕残しで、「ボン・キュッ・ボン」というよりは「ボン・ボン・ボン」っとしています。
衣装も思い切りよく露出。特にブラは「大きい」と感じたモノは一つも無し。単純な露出では手ブラ姿まであったりと(Chapter3,10)、かつての清楚な路線からは見違える攻めっぷり。
特筆すべきはChapter8の白モノキニと10の黒下着です。8のモノキニはバストトップと大事なところ以外シースルーのV字シルエット、ハイレグと心許ない面積で肉塊溢れ出し。
一方Chapter10ではムード発する黒ブラ・黒パン・黒タイガーター姿に。持ち上げつつ晒す変形ブラで吹っ飛ぶ下乳晒し、小さいフロントへ急接近…。肉食系、ここに極まれり。
それ以上に驚きなのがポーズと施術です。「招き入れる」姿に正面から接近、終いには疑似的行為まで…。正統派と袂を分かつ決意がそこかしこに漂います。
ボディと施術で劣情シバき倒すのがChapter4の被マッサージシーンです。クリーム垂らした尻・もも・腹・胸こねくり回し、激しく揺らめく肉弾バディ。零れる吐息や虚ろへ変わる表情にかつての面影は消え失せています。
そしてラストシーンで完全アウト(Chapter10)。ベッドの上での跨りギシギシ・寝転びギシギシ、ユッサユッサと揺れる疑似行為。その生々しさは既に「セクシー系」の領域です。
彼女のアイコンとも言うべき「唇」。ぷっくりとした質感はついつい目を奪われる艶めかしさ。まだ19歳なのにやたら色っぽく映るのもその破壊力があってこそ。
いずれのシーンも主張は激しいのですが、終盤では鮮やかレッドのリップを大胆にON(Chapter9,10)。気合いのこもった真紅の彩りから溢れ出す女っぷり。彼女だから出来る絢爛なルックスに惚れること間違いなし。
ヘアスタイルに関して言うと、以前に比べ若干短くはなったものの、黒髪タイトにまとまる基本線には変わり無し。シーンによってはセンターパートでおデコ晒して、大人っぽさもチラリ(Chapter10)。
そんな中変化を付けたのがChapter2,5,10のヘアスタイル。毛先が軽やかに外へハネる2と5にウェービーなパーマが抜け感を演出する10。個人的には目元バッチリなビジュアル含めた5が最もキュートに見えました。
正直、営業スマイルよりも真顔で見つめられる方が可愛らしい印象があり、中でもChapter6,7辺りのいかにも作ってます感のある笑顔は違和感を覚える…。決めた姿を知った今見ると、いかにも物足りない…。
決意を込めた、大物開眼の一作。
Chapter9。