珍名コスプレイヤー、すみれおじさんのデビュー作となるイメージビデオ「幻想少女」のDVD版のレビューです。販売元はリバプール、レーベルはアイドルニッポン、ディレクターは舘野桂さんです。
http://www.idol-nippon.com/product/lpfd-333/
東京都出身、芸能事務所アセティア提携のコスプレイヤーです。
れっきとした女性でありながらおじさんを名乗るという奇天烈な芸名の新勢力。先頃開催されたイベントで由来について語られており、「友達におじさんのリプライの真似をしていたらそう呼ばれるようになった」との事です。
アブラマシマシ二郎系かなと恐る恐る入ってみたらスッキリさっぱり魚介系だった的なお姉さん系のビジュアル。ふんだんに色気を撒き散らすというよりは職場の同僚のような親しみやすい雰囲気が感じられます。
既に我が軍の優良取引先となっているコスプレイヤー業界。はち切れんばかりのHな胸とももにかけての逞しき肉付きを見るに、彼女も単なるハッタリ枠と片付けることは出来ません。
九份で撮影されています。すみれおじさんの髪の長さは肩にかからない長さのボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
耳と尾っぽの生えたヒトとキツネの半獣人であるすみれおじさんと、交際しているこちらとの同棲ストーリーになっています。
耳付きカチューシャと尾っぽベルトでキツネへと変わる変化球の設定。こちらはすみれおじさんをヒトとして接していますがペット用の小皿でご飯を要求してくる辺り、自意識はあくまでキツネとして描かれています。
すみれおじさん自身は子供っぽく見せています。思ったとおりにならないと猫なで声で駄々をこねる甘えたがりなキャラクター。手を取って連れ添ったり頭を撫でられる描写があったりと、かなり幼気な印象を受けます。
Chapter2冒頭では第三者の女性に犬だと思って撫でられてご機嫌斜めに。可愛らしさを描くにしてもかわいいキツネとして描いているところに舘野世界観が炸裂しています。
すみれちゃんお疲れ様❗
おじさんは今初めてのdvdを観終わったところだよ😃
すみれちゃんとラブラブ💕な気分になれて、すっごくドキドキしちゃった(*^_^*)
これってもしかして運命なのかナ❓すみれは運命とか信じたりする❓
じゃオレはこれからラーメン食べてくるね🍜すみれちゃんも今度一緒に寿司でも食べに行こっか🍣
まだまだ寒いから風邪ひかないように気をつけて💦これからも頑張ってネ❗
デビュー作ながら安定感ある内容に仕上がっています。キツネ設定は抜きにして「交際相手との同棲生活」というベタな作りの初イメビ。ポーズも笑顔も佇まいも堂々たるパフォーマンスを見せています。
腹違いの姉妹みたいな間柄のグラドルとコスプレイヤー。御伽ねこむ氏やこみつじょうちゃんが先鞭をつけた交流はここ最近活発化しており、色黒にキャラ変しつつある霜月めあちゃんや大物感凄まじい伊織いおちゃん、そしてオタク待ち望む伊織もえちゃん等々、資質溢れる人材が顔を揃えています。
あらゆるレイヤーに共通するのが「カメラ慣れ」。余裕のない本業顔負けのプロ意識を持ったカメコ達、それも一人や二人でなく何十人と同時に相手し目線をくれてやる経験というのはやはり尋常ではないらしく、皆一様に腹が据わっています。
眼と眼が合えば百点満点の微笑み返し、ポーズを取ればもれなくS字の女豹・四つん這い・女の子座り三段活用。大人が押し付けた「水着の小ささ」だけでなく純粋に作品として楽しめるモノを最初っから提供してくれるんですから、重宝されて当然です。
そんな長所をすみれおじさんももちろん兼備。喋りから笑顔から何まで緊張感伺わせるところは0。ポージングでは「ここ見たいんでしょ?」と的確に強調、アンニュイな表情が堂に入りすぎ。
印象的だったのがお芝居シーン。「ヒトとキツネの半獣人」なるコスプレありきの難しい役柄ながら恥ずかしがってる様子は一切無し。上手い下手以上に大切な「一生懸命なりきる」姿は失笑零す若手連中に是非見習って頂きたいところであります。
それ程の腕利きとあって「正統派」へディレクションされた本作も完成度高し。可愛い彼女と蜜月過ごす内容に目立った突っ込みどころは見当たりません。
レイヤーである以上は切り離せないのが「コスチューム」。カラコンつけたりウィッグを被ったり派手派手衣装を着てみたりと、程度の差はあれどヴィジュアルにらしさが現れるのは共通しています。
まず第一に「制服」(Chapter5)。超の付くベタなセーラー服をシレッと着用し愛嬌振りまくすみれおじさん。おまけに見逃せないのがアンダーウェア。学童向けかのような紺色ワンピース水着はハイレグでもない素っ気なさが妙に生々しい…。湿って影浮かび上がる胸元のふくらみ。
Chapter6では九份の街並みで異世界系のコスプレを披露。裾がふわっと広がった中華ロリータファッションでドーリーに見せたかと思えば、お色直しでチャイナドレス生地のビキニスタイルでグラドルオタクへの目配せも忘れずに。九份の代名詞・石階段の風景に溶け込んでいます。
そして繰り返しになりますが「キツネ」。耳付きカチューシャと尾っぽベルトを付けて擬態化するすみれおじさん。某アニメの大ヒット以降にわかに盛り上がった(?)「ケモナー」へ訴求する前代未聞のロールプレイ。
始まるや否や現れるのは笑顔でもおやすみ姿でもなくモッフモフの尾っぽ(Chapter1)。ご主人様へと甘ったれる女狐すみれ。甘噛み・犬食いでなりきるロリロリ仕草。セーター越しでもわかる胸の波打ちは挨拶代わりには強烈。
コスプレ姿だけではありません。古より伝わるアイドルチックな衣装からグラビアで生きると決意伺わす大胆露出の水着まで、直球勝負でも見せ場を演出しています。
個人的に目に留まったのがChapter8の白ワンピース姿です。お得意の夕景シチュに繰り出したすみれおじさんは見目麗しい清廉衣装で登場。ノーブルな色味に裾フレアで可愛らしく、仕上げはガルボな麦わら帽子。西日濃くなった青空の下でマイク片手に歌い出しそうな夏のすみれお嬢さん。
水着姿ではバストの露出がインパクト大。Chapter2では好天の砂浜で気が大きくなったのか明らかにサイズ間違いのブラを着用、マトモに収まりきらない下乳が正に「U字」。ものの見事に露出しているもんですから駆け回り・伸び上がる拍子で今にも飛び出しそう…。
終盤のChapter7では変形ブラで勝負。バストトップを帯状で隠すエナメルカップにバージスラインをpush upして下乳volume up。下弦の如し半円を四方八方から凝視。
また衣装に限らずイチャイチャパフォーマンスもやたらと様になっています。衝突間際の顔面どアップも余裕綽々で口づけ返し・手を添えベッドへ導き入れる様はもう何年もグラビアでメシ食ってるような貫禄ぶり。
Chapter1のケモナープレイは寸劇風情からみるみるイロゴトな雰囲気に。幕がせり上がるようにセーターの裾捲ると妙に生々しい下着がお目見え、ジト目で迫ってベッドへ吸引・被さるこちらに上目で応戦。スベスベに発光する下着姿が艶めかしい…。
ベッドの上で絡むシーンはそれ以外もセクシーに決まっています(Chapter4,7)。胸元を露わにする仕草といいちょっぴり気だるげな目配せといい、「誘っている」としか言いようのないその態度。ベテランの上質な作品を観ているかのような錯覚に陥ります。
下乳を大胆に露出した水着もありますが全体で見るとそちらはむしろ少数派。私物かと言いたくなる大きなサイズのカップも目に付きます。
またベッドの上で乱れているとは言っても脚おっ広げたり跨ったりといった露骨な描写は回避されています。
ようこそ、すみれパークへ!
Chapter8.おさんぽ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%81%BF%E3%82%8C%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93