菜乃花 Blu-ray「Last Message」レビュー
菜乃花「Last Message」
いいところ
- 雑草世代の矜持！明るく楽しく涙は見せず！
- 何故辞める…、最新が最高、おフェロ菜乃花！
- 引退撤回希望！サラツヤ菜乃花に眼を見張る！
- 最後は派手に！上下左右から悔いなく晒す！
- 沖縄大運動会！揺らす！たわむ！乗っかかる！
よくないところ
- 自棄になったプレイはない
正統派カープ女子、菜乃花ちゃんの通算16作目となるイメージビデオ「Last Message」のBlu-ray版のレビューです。販売元はラインコミュニケーションズ、レーベルはアイドルワン、ディレクターはノムラヨシキさんです。
http://www.i-one-net.com/item/1460
本ブログで菜乃花ちゃんの作品をレビューするのは、前々作「君のとなりで」に続き、今回が2回目です。
菜乃花ちゃんって？
広島県出身、芸能事務所フィット所属のグラビアアイドルです。
10年代を彩ったグラビアアイドルの代表格に挙げられる一人。当時としては若干遅咲きのデビューながら地道に地道にキャリアを重ね、気付けば同期は極僅かという所まで来てしまいました。
陳腐を承知で言えばヤシの木を連想してしまう縦長ボディラインにIカップがぶら下がるグラビア向きの体型。パッと見でグラドルだと分かってしまう強力な武器がしぶとく生き残った最大の要因でしょう。
思えばスキャンダラスにやらかすこともバラエティ等横道にそれることも無く、ひたすらその身一つで戦い抜いてきた印象のある彼女。「職業グラドル」の第一人者と呼べる存在です。
「Last Message」所感
「Last Message」パッケージ
沖縄で撮影されています。菜乃花ちゃんの髪の長さは鎖骨辺りのミディアムヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
上司と共に出張で訪れた菜乃花ちゃんが、各地でポーズや施術を披露していく内容となっています。
やり取りを見せた後にポージングか全編ポージング、もしくは親しげな様子で施術に興じる構成。含みのあるタイトルではあるもののいずれも突飛な印象はなく、いつも通りのノムラD作となっています。
特異なシーンはChapter9の手料理を披露する場面。買い出しから調理・実食まで、普通に焼きそばを作っています。お酒を煽りながらのキッチンドリンカーぶりも妙に様になっている感じ（？）。
更にオフショットで明かされていますが件のChapter9ではすっぴん姿で臨んでいる模様。よくよく見たら素っ気なく見えるものの初見時はそう気付かなかったのが率直な印象です。
良かったところ
お別れ菜乃花、ありがとう菜乃花（号泣）。最後まで曇り無く…、グラドルとしての生き様が滲む「Last Message」！
最後もいつもの菜乃花で締めくくっています。特に構えたところも無く、平常運転で魅せるのが菜乃花スタイル。広島からやってきた気のいいネ〜チャンのままにラストを飾っています。
暗示するタイトル「Last Message」。方方で煽られる「菜乃花ファイナルイメージ」。百花繚乱の00年代に夢を見て門を叩いたはずが、外圧に押されっぱなしだった10年代を耐え忍び・タフに生き抜いた言わば「雑草世代」の最右翼。
よく鼻が利き周囲巻き込んだアイツも、
まな板ボディを逆手に取ってボーイッシュ路線掴んだアイツも、
「アノ女優に似てる」と言われ真っ先に売れ線乗ったアイツももういない。
みんなみんなイメビの世界から足を洗った中、独り身体を張り続けていた菜乃花。そんな彼女も遂に今、我々オタクの前から去ろうとしている。
10年代が終わる…。
…個人的に世代が近しい故、思い入れもひとしおふたしおどころでは無いのですが、敢えて想いを書かせて頂ければ彼女のイメビ引退=単に一グラドルのイメビ引退どころでは無くて、同時にアイツの尻やアイツの髪型やアイツの顔、もっと言えば志半ばで去っていったアイツのバカ面まで思い返してしまう、私にとっては10年代の「エピローグ」的な見方を重ねてしまうのが正直な所です。
ゆうこりんとか熊田さんみたいに、もっともっとバラエティに出たかったかも知れない。いつかはドラマと夢見ていたかも知れない。来る日も来る日もイメビイメビ、レビューは脚開け水着がでかいの嵐、AKBGに雑誌グラビアを蹂躙され、悔し涙に暮れたのかも知れない。
…しかし、しかし。私は言いたい。
貴方達と過ごした10年代、毎日楽しかった。ショーアップされたお茶の間ヒロインから身近になった現代グラドルの姿、生きる糧になった。SNSで自撮り上げ目のご馳走を提供して、時にポカして炎上した頭の悪さ、大いに笑わせて頂きました。
願った通りじゃ無かったかも知れない。後悔もあったかも知れない。しかし私がもう何もしたくない、海に飛び込んだっていいとさえ思っていた時、貴方達の自撮りに釣られ気付けばうやむやになってしまったのはもうホントここだけの話。
感謝しかありません。
こちとら濃ゆい想い抱えている以上、どんな出来だろうが絶賛する気マンマンでしたが、本作にはそんな忖度不要。月並みの感傷などこれっぽっちも感じさせない正統派の内容となっています。
オフショットで語られますが本作のテーマは「成長した姿」。デビュー時上手にグラビア出来なかった後悔抱える菜乃花ちゃんが示す「成長」とは、カメラの前でありのままで臨む事。
昨日今日上京したかの如き広島弁、でも耳にスッと収まる語り口調。こちらも笑顔を誘われる笑い上戸なリアクション。気取ったところがなんにもない素朴なキャラクター。
「人当たりのいい方言女子」と書くとあざとい、でも分かっちゃいるけど可愛らしい。緊張感0・まっさらな態度、動画でこその愛嬌をふんだんに覗かせています。
数あるやり取りを見せる場面の中で印象的なのがChapter9、手料理を施すシーンです。現地のスーパーで食材買い出し・焼きそば調理する菜乃花ちゃん。どうってこと無いやり取りで魅せることが出来るんですから、これを成長と言わず何と言おうか。
Tシャツ・すっぴんで普通に買い出し、お酒煽りつつのキッチンドリンカー。あたふたしながら普通に調理、ふ〜ふ〜してあ〜んしてもらう日常の一幕。ファインダー越しじゃ無い・今そこに菜乃花がいる様な雰囲気、これって凄いことですよね…？
「成長」を遂げているのはビジュアルも同様です。三十路へと近づくとともに色づき初め・迎えたと同時に花開く大人っぽスタイル。加齢は進化の証、劣化など微塵もありません。
本作ではビジュアルも基本に忠実、血色よく見せつつ髪型で遊ぶ女性らしいスタイルを採っている菜乃花ちゃん。うるっと輝く唇は赤とピンクの中間色で色っぽく、すっかり定着したミディアムヘアはアレンジ手抜き無しで華やかに。まとめ髪一つとってみてもトップを盛ったり巻いたりストパーだったり、目移り止まらぬ多種多彩ぶり。
辛抱たまらんかったのはChapter2の彼シャツスタイルです。最早常套手段のダボダボYシャツを袖に通した菜乃花ちゃん。ほんのりピンクに色付く頬と唇、そして仕上げはセミウェットな質感のゆるウェーブヘア。おフェロな菜乃花・完成の刻！
目覚めると眼前には覆い被さるお姉さん。羽織った身ごろからは白で揃えた下着が覗き、跨りポーズで揺さぶり起こし。朝もはよからハレンチ過ぎません…？
シーン後半にはノーブラで羽織ったポージングへ、眩いばかりの朝日を浴びてお得意の下唇甘噛み・上目遣いであざとすぎる胸寄せ。コケティッシュ菜乃花に引退撤回を要求します！
ただ手の込んだ大人っぽスタイルで終わらないのがエースの貫禄。Chapter6ではロリ系よろしくストパースタイルで清楚を纏った姿もまたお似合い。天使の輪がかかる珠玉のキューティクル。こっちもたまんねぇ…。
薄暗い居室に訪れたシックな菜乃花さん、サラリと靡く下ろし髪、スポットライトで艶めく髪質が女性らしさをふんだんに発揮。露骨に胸部を強調したニットセーターながらお嬢様っぽく見せてしまう美髪のパワー。繰り返す！今すぐ引退を撤回しなさい！
これだけ美貌で魅せといて水着が微妙ならドッチラケですが（？）、心配は無用。フィギュア体型・あいかっぷを横から下から見せつける小さめ・シースルー水着の数々。驚天ボディの晒しぶりにも抜かりはありません。
危うい衣装はまずChapter5のハイレグモノキニです。薄紫で決めた水着はバストトップ周辺と大事なところを花柄で覆い他はシースルー、面積足りてない上ニップレス紛いの小輪の花で横乳・下乳チェックに最適仕様。ゆるウェーブ施し悩ましげに誘う淫靡ななのかっぷる。
さらには最終Chapter10も大胆なシロモノ。ホルターネックのキャミソールはこちらもバストトップ周辺以外はシースルーで胸の曲線全方位丸出し、ブラ未着用で生まれたままの突起を示しイメビからの大団円を演出。ヴェール被ったウェディング風衣装ながら日和った感は皆無、露骨な横乳に神父も思わず苦笑い。
施術は胸アピールに特化。そもそも露わになっていれば勝手に揺れちまう訳ですが、駆け回り揺らし・セルフ洗いで揺らし・筋トレプレイで上下左右に揺さぶりまくり。最後ということもあってか徹頭徹尾揺れまくっております。
目に留まったのはChapter3の海でのシーン。ちっさい三角ビキニに収まりきらんあいかっぷをいじめ抜く海岸ダッシュ・空気入れ・浮き具乗っかかり。さらには自らオッ立てた砂山へ覆いかぶさり、押し付け始める菜乃花ちゃん。困り顔向けむにゅむにゅたわむ悩ましい仕草…。
お説教の時間です
「最後に無謀なお仕事を…」と好事家連中は願うやも知れませんが、やっている内容自体はここ最近と大差ないのが正直な所。正統派としてキレイにまとめ上げた感があります。
Forever 菜乃花…。
一番印象に残ったChapter
Chapter2。
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参考にしたページ
https://fit-fan.co.jp/artist/5/%E8%8F%9C%E4%B9%83%E8%8A%B1/profile
