川村那月 Blu-ray「Graduation」レビュー

川村那月「Graduation」

8.6

ラブリー度

10.0/10

セクシー度

6.0/10

エンタメ度

10.0/10

ムチムチ度

8.0/10

麗しい度

9.0/10

いいところ

  • 「支配からのっっ…!」一皮むけた意欲作!
  • 夢なのか…?彼シャツモーニングコール
  • 夢としか…!まどろむような勝負の夜ベッド
  • 夢だった…!?艶やかなる波打ち際での白昼夢
  • ばりカワ!目移り止まらんその美貌!

よくないところ

  • 過激なことはやっぱり回避

胸キュンレースクイーン、川村那月ちゃんの通算3作目となるイメージビデオ「Graduation」のBlu-ray版のレビューです。販売元はラインコミュニケーションズ、レーベルはアイドルワン、ディレクターは安倍雄治さんです。

http://www.i-one-net.com/item/1476

本ブログで川村那月ちゃんの作品をレビューするのは、前作「いつかね!」に続き今回が2回目です。

川村那月 Blu-ray「いつかね!」レビュー

川村那月ちゃんって?

福岡県出身、芸能事務所T-style entertainment所属のタレントです。

アヒル口で見つめてしまえば百発百中、イケメン俳優も高級官僚もIT長者も挙って連絡先差し出すあざとかわいい女の子。男ウケにしのぎを削る業界の中でも最も柔和な笑顔が似合う存在かも知れません。

グラビア的視点で言うとムッチリボディもセールスポイント。聞くところによるとダンスは講師を務める程の腕前との事ですが、見た感じそうは思えない位ビルドアップとは距離のある体付き。女性らしいなだらかなふくらみにはオタクを訴求するサムシングに溢れています。

日本レースクイーン大賞2019グランプリ受賞で華々しく前職と別れを告げた那月ちゃん。行く末は神(と事務所)のみぞ知るところですが、まかり間違ってこちらに向かうなんてことになった場合には業界の勢力図を塗り替える可能性だって充分ありえる存在です。

「Graduation」所感

「Graduation」パッケージ

グアムで撮影されています。川村那月ちゃんの髪の長さは胸にかかる長さのミディアムヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。

交際相手と2人っきりで訪れた川村那月ちゃんが、各地でバカンスを楽しむストーリーになっています。

キャリーバッグ引いてホテルに到着するシーンに始まり帰国前の夜ベッドでシメる時系列通りの展開。最終Chapter10のみ話からは独立してダンスとポーズを決めるイメージシーンとなっています。

川村那月ちゃんはぶりっ子っぽく振る舞っています。覗きやら水ぶっかけやら、付き合っているからこその非礼な行為にも笑顔で対応する極めてイメビ的な媚びて取り入る立ち振る舞い。そんな中独りで洗車するのを愚痴ったりなかなかベッドから出ないのをナチュラルに突っ込んだりするところに「素」も伺わせています。

目に留まったのがオフショットでのNGシーン。起き抜けにシーツを引っ張り合う演出においてうまくフレームに収まりつつどう動くかを事細かくリハーサル。観る側にしてみれば何てことないワンシーンでも考えて動いている生真面目さが印象的でした。

良かったところ

羨望の的から心通わす恋人へ…!ラブラブ笑顔にはグラビアで生きる決意が込もる!

距離感近づいたラブリー路線でより一層可愛らしく魅せています。愛する人とグアムへ訪れたsweety girl・川村那月。可愛い彼女と仲睦まじくバカンスを過ごす、正しくイメビなファンタジーワールドが終始展開されています。

何やら不穏な題を頂く本作「Graduation」。真意はあくまでレースクイーン卒業を指しているとの事ですが、知ってか知らずか本作では前作までの極右的保守派路線との決別を伺わせています。

行儀よく真面目だった前作「いつかね!」。ハワイの各地へ赴きながらポーズを取る那月ちゃんをあと一歩の距離を保って捉える構成。セリフは全編有って無し・ほぼほぼ手つかずの関係性、水着はぶっちゃけデカイ上腰回りには聖域を設けているようで…。

彼女持ち前の男ウケパワーが発揮されているのは間違いなく、決して退屈な作品ではないと申しておきますが、それにしたってもうちょっとやりようはありそうな生煮えイメージビデオ。オタクの怨嗟を呼ぶ出来だったと言わざるを得ません。

それが今回はオタクの趣味に頓着しヌルキャラ支配からの「卒業」。我らがディレクター陣の中でもとりわけ「濃い」安倍Dを招いた効果はそこかしこに現れており、胸元目掛けたどアップあり・海やプールで揺らしプレイあり・Dお得意の角度をつけた構図あり。お尻を守るATフィールドも、どうやら解消されているようで…。

中でも最も変化を感じたのは「雰囲気」。カレとのバカンスというプロットに則った砕けた台詞とやり取りが大幅に増量。以前から鼻の下にキクあざとさ誇っとりますがおまけに添い寝で見つめ合い・口づけまで見せられてしまったんじゃ鼻の下は融解。たまったもんじゃありません。

前作との違いは最初のシーンから明確に現れています(Chapter1)。ふくらみ露骨に強調したタイトなセーターで心捕まれ、部屋へ着くなりベッドへ誘い込み・ゴロ寝で微笑む距離感に心ときめき、仄かに艶めく唇への視線を察すると口づけ返し心沸き上がる…。

仲睦まじく見せつつプレイを通してボディをアピールしていくという、実にイメージビデオらしいイメージビデオになっている印象。グラビア作品としての純度が高まったと同時に、「もっと見ろ、ここを見ろ!」といった類の覚悟も感じさせる作品となっています。

そんな訳で本作では彼女のグラドルとしてのポテンシャルが十全に発揮されています。正統派を地で行く施しは揃いも揃って辛抱堪らんものがあります。

率直に申し上げて本作には黄昏アナリシス的琴線に抉り込んでくるシーンが多すぎます。怒涛の如く砂糖を注いだ甘口に過ぎる味わいに血圧急上昇。ホントに死ぬかと思いました。

珠玉のシーンはChapter4の朝ベッドです。目を覚ますとカワイイ彼女が起こしに来ている狙い澄ました夢物語、おまけにその身に纏うのは清廉純白彼シャツ一枚。あざとい!

眼開くと飛び込んで来るのは日照に染まりこちらへ跨る至上の構図。胸元開いてグイッと覗き込み・ささやき声で「ねぇねぇ、起きて」。余りに過剰な多幸感摂取に三途の川の眺望がハッキリと…。

気を取り直しシーツを引っ張り合う展開に。生脚魅惑のなっちゃんは猫なで声でニコニコ応戦、引っ張り倒され響く嬌声。ゆっくりジワジワ俯瞰に変わって愛くるしすぎる上目遣いに。みるみるうちに目の前が真っ白に…。

さらには火照った身体を冷ますべく彼シャツペロリとずり下ろす始末。肩口露わにし両手で抱えた胸元にはさらり雫が流れ落ち、女の子座りから枕元へと崩れるに連れてふくらみが軟く形を変えてゆく。メロウな空気に包まれて意識がトンでしまったのは言うまでもありません。

対極を成すChapter9の夜ベッドも秀逸。グアムのバカンス最後の夜が名残惜しいなっちゃんと想いを交わす色物語、潤んだキャッチアイで唇尖らすしおらしい仕草。あざとい!

唇重ねたのを合図に甘く誘う…と思いきや、一瞬の静寂後に現れたのは婀娜っぽくお色直ししたなっちゃん。黒でまとめたビスチェとパンツ、ストッキングに華やかに揺れるウェーブヘア、艶やかさに見違えるグラマラスな目元、そして仕上げはくすみ色した赤リップ。極上の夜を演出。

沈み込むピアノの残響が響き渡るまどろむようなポージング。流し目で目配せしつつベッドから離れ遠目でフェロモン醸し出す立位・四つん這い、弾性に富んだ尻・もも晒し無言のままに今か今かと呼び寄せる。

色気に臆したこちらを嘲笑うように自らベッドへ歩を進め、丹田を支点に肢体をよじり媚香を鼻先で薫らせてゆく。鋭角に描かれた唇山が仕草の度に照り返し、気怠く蕩けていく表情に一層の「艶」を加えています。

そしてオーラスChapter10では波打ち際でしっとりと。カレとのラブラブ恋愛劇から一転、遊びを排したポージングで魅せる白昼夢、ややもすると軟派に映るそれまでとは趣きを異にした硬質な佇まいで先入観を覆されます。

水平線へと刻一刻と近づく陽射しに肌を灼かれるひとりの女。身を任す衣装はこちらも黒染めキャミワンピースながら色情滾った勝負色というよりはどこか厳粛な都会色。谷間や臀部を露わにしながら感情を押し留める在り様で淫らな雰囲気はありません。

満ち潮で湿った砂場へ腰下ろし、しぶきと白砂で彩られたままの彼女へと接近。自ら肩紐に手を掛けて西日で照る胸元を抱え上げ、微かに切ない愛らしさとふとした瞬間目線を外す麗しさが幾度も幾度も交差する。その身一つで魅了するドラマティックな一篇です。

その他のシーンで印象的だったのがプールでのビジュアルです(Chapter5)。水色のホルターネックブラで谷間と横乳ブルンブルンしておりますが同じ位目を惹いたのが濡れたテクスチャのヘアスタイル。毛束が靡いて前髪も流れる後半のポージングはなかなか瀟洒に決まっています。

全体で見てもアイドルチックな可愛らしさよりもコンパで男を引き寄せる大人可愛らしさが全面に出ている印象。ただ素材の良さだけで勝負せず都会的センスで塗り分ける懐の深さにも是非注目です。

お説教の時間です

「前作からは大きく変わった」とは言ってもあくまで超保守が正統派へと変わったまでの話。飴舐め・アイス舐め・触られプレイは引き続き見当たりませんし、お尻も見せてはくれていますが四つん這いを覗き込むような狂気の沙汰はやっとりません。

RQから羽ばたきたどり着いた「本当の自分」、その破壊力は凄まじい…。

一番印象に残ったChapter

Chapter4。

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Graduation/川村那月 (ブルーレイディスク)

DMM動画リンク

アイドルワン 川村那月 Graduation

参考にしたページ

http://tstyle-mgt.co.jp/natsuki-kawamura/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9D%91%E9%82%A3%E6%9C%88

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