妖しきコンパニオン、小湊優香ちゃんの通算3作目となるイメージビデオ「艶彩 -ツヤイロ-」のレビューです。販売元はラインコミュニケーションズ、レーベルはアイドルワン、ディレクターは橋本修一さんです。
http://www.i-one-net.com/item/1550
本ブログで小湊優香ちゃんの作品をレビューするのは、今回が初めてです。
なお、今回はDVDパッケージ作品ではなく、動画配信サイト「Rakuten TV」にて購入したHD版を視聴しレビューしています。
埼玉県出身、芸能事務所コアプリートプロモーション所属のグラビアアイドルです。
今年イメビデビューを果たした遅咲きの新顔さん。グラビアメインで無いイベントコンパニオン派遣事務所に所属する異色の女の子であります。
実身長よりも高く映る伸びやかな体型にまるまると実ったバストとヒップ、和装が似合う薄幸系の顔立ちがチャームポイント。感情の起伏が控え目な雰囲気は割と個性的に映ります。
「アイドル」と名が付くとはいえ甘味料の過剰摂取じゃすぐ飽きが来るのが世の常。グルメであればある程煮っころがしやらさつまいもの天ぷらやらに舌鼓を打ちたくなる…筈。
撮影地は静岡県下田の辺りかと思われます。小湊優香ちゃんの髪の長さは鎖骨辺りのミディアムヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
地方に暮らす小湊優香ちゃんと、帰省した年下の幼なじみとの恋愛ストーリーになっています。
海の近くではあってもリゾートというよりは漁業が盛んで暮らしの跡を感じる地域が舞台。質素な駅ホームでのイメージシーンがあったりと(ここで脱いだら伝説になった)、郷愁を誘うロケーションになっています。
本作では年下の幼なじみという本筋とは別の人物も仄めかされています。直接的な言葉を用いている訳ではないのですが、やり取りの中で何となくもうひとりいるんじゃないか…と気付かせる作りになっています。
そう思わせる一番の要因が終始嵌めている左手薬指の結婚指輪。暗に本命の存在を「匂わせ」ています。
貞淑気取って誑かす!?優香おねえさんに手球に取られる心地良さよ!
持ち前の雰囲気にマッチした作品となっています。明るく楽しく激しいイメビが王道とされる界隈において目に留まる落ち着きが光る小湊優香ちゃん。本作では駆け引き巧みな演出も手伝い眼を見張る色気が発揮されています。
展示会にて来場者の応対や製品のプロモーションを行うイベントコンパニオンを務める傍ら今年に入ってグラビア界へと進出、何かと困難の伴う情勢の中早くも3作目とにわかに注目を集めるのが小湊優香、その人であります。
私はイベントコンパニオンという業種がどのようなものかてんで知識が無いのですが、彼女の垢抜けたポーズを難なく決める様子を見るに、レースクイーンやレイヤーと並ぶくらいにグラドル界との親和性は高いように思います。
阿吽の呼吸で曲線描写し焦点箇所を強調する仕草は磨き抜かれたグラビアモデル特有の専門性で、デビュー当初から既にそれを伺わせているのは即ち彼女のバックボーン=イベントでの花添えの経験がそうさせているのでは…と見ています。
本作で最も秀逸な点は小湊優香ちゃんが醸し出す雰囲気です。キレイなおねえさんとの恋愛模様に息つく瞬間はひとつとしてありません。
大変素晴らしいグラビアモデルというのが彼女に対する率直な印象です。その理由はヴィジュアルも身体つきも予め述べている所作もそうですが、それ以上にとても「色っぽい」事が挙げられます。
「色っぽい」というのはなかなか掴みどころの無い概念。私自身曖昧だった部分もあり今回色っぽい女性がどうしてそんなに良く見えるのか、そしてそれは他の人にとっても共感し得る視点なのか、よくよく整理し考える機会となりました。
彼女を観ていて思うのが「隙」のある女性だという事。鷹揚で刺々しいところがひとつも無くて、優しく包み込まれる雰囲気を感じてしまいます。
ひとたび女性に優しくされると「もしかして気があるんじゃないの?」と勘違いしてしまうのが悲しい男私の性でありまして。キレイな人に、あるいはそうで無かったとしても曇りのない笑顔を真っ直ぐ向けられた途端に意識してしまう経験、これは恐らく多くの方が持ち合わせているのでは無いでしょうか。
彼女は男私に対して「ワンチャンあるんじゃね?」と思わせるのが非常に上手い印象です。口角の僅かに上がる微笑みに穏やかな喋りのトーン、何でも受け入れイイコイイコしてくれそうな雰囲気で惹き付ける、これは艶めかしさとはまた別のセックスアピールと言えるのでは無いでしょうか。
と同時に相反する「小悪魔性」が色っぽさを更に際立たせています。愛想の良さでオトコを吸い寄せていながら気が付くと弄んでいる駆け引きの巧みさ…。プレイに際しての主導権の握り方は彼女を語る上でのキーポイントです。
煽りの上手さは既に天下一品のレベル。恋愛感情見透かしてイケズな言葉を口にして、静止するフリをして手を取り見つめて導いて、昂ぶっていると見るや「どうしたの?」なんてセリフを吐かれてしまっては…。
言ってしまえば「魔性の女」。物腰柔らかく近づいてこちらの心を解きほぐしといて、気付くといいように操られているモノホンのモテ・テク。こう書くと悪どいふうに見えてしまうかも知れませんが、いやしかしおねえさんの掌の上というのは非常に心地良いものでしてね…。
印象的なシーンについて具体的に触れるとまずChapter4の後半、及び続くChapter5での浴衣姿のシーンです。まず間違い無く似合うと見た和装から始まる肌見世興行、夏を装う御姿にため息が出る…。
混浴の火照りを肌と唇へと残すおねえさん。雫の残る裸身へと薄紅の浴衣をごく浅く羽織り、まとめ髪してうなじを晒しひぐらしに聴き入る見返り美人。イイオンナは背中で誘うもんです。
艶やか姿に触発されたお触りプレイでは小悪魔優香の本領が発揮。肩もみする手を嫌がるフリして手を重ねロック・オン、襟元はだけ指滑らすこちらを小憎たらしい流し目で挑発、辛抱堪らず裾払いのけると変質見抜いて焚き付けると来た。弄んでいるのは一体どっちなんでしょうかね…。
もう一丁お触りされているChapter7では意味あり気だった指輪の真意・おくさま姿でファイティン!若くして嫁いだ優香さんは白ブラウスが良く似合う箱入り娘。オーバルメガネなんて掛けちゃって落ち着いた彼女はしかし、ひとつ屋根の下では秘め事に暮れるのであった…。
あら、優香さんこんにちは。今日も暑いわね。お買い物?うふふ、手料理なんてご主人がうらやましいわ。
…
…ねぇ、あなたちょっと聞いてよ。
あの子、あんなお淑やかそうに見えて、あそこのお家昼間っから猫撫で声聞こえてくるらしいわよ。
若いっていいわね…。
ご近所さんのうわさ話も知らずに今日も若夫婦は情を交わす。日焼けが気になる優香さんへクリーム塗りでうなじスリスリ・腋をスリスリ・太ももスリスリ。感覚神経刺激された歓びの声がふたりを自然と床へと導き、衣服引っ剥がされた女房が座卓へ伏せて招き入れ。淫らな姿に清楚の面影は無い。
一方で夜が深まるに連れて色香が濃くなるのも又魔性の所以也。Chapter6では勝負下着とゆる巻きヘアで掛け値無しのポージングタイム、プライベートな空間で思いのままに牙を剥かれちゃこちらはただただ身を任すのみよ。
オトコ殺すにゃ刃物はいらぬ、黒の肌着も着ればよい。首元で交差する斜めがけのブラカップにニクい角度で切り上がるパンツ、ガーターベルトで仕立て上げた豊満な曲線。遊び廃した猥雑ランジェリー。
オトコ誘うにゃ言葉はいらぬ、ベッドで身を委ねればよい…。浅く腰掛け後ろにもたれ黙して招くコミュニケーション。背を向けしなだれて歪なヒップ、膝立ち胸寄せたわわな肢体を差し向けて、腰が左右に揺すれる度に胸の鼓動も高まってゆく。うっとり見上げる表情にふたりの情念は高まりを極めるのであった。
かように何れもグラビアファンタジーに身命を賭しておる訳ですが、そんな中毛色が異なっているのがChapter8でのイメージシーン。華やかに着飾る衣装で波打ち際へと赴いて凛々しく&気怠く。媚びて尽くすだけが能ではありません。
グラビアモデルの最も相応しい舞台へ立つ、真紅のワンピース・黒塗りのネックレス・熟れたピンクの唇を宿して。白波で微かに湿る砂地に立ち潮騒に併せるように腰を入れスリットから腿が覗く、身ごろから膨らみ覗く、照り返しで素肌が白磁色にきらめく。
髪を湿らせて気合のお色直し。ホルターネックを解き落として片手で抱え、臍を支点にくねらせた憂いの立ち姿。自然と惹き込まれるハイライトシーンです。
イメビチェックリスト的視点で見た場合いわゆる「舐め」プレイがありません。…いや厳密にいうとリンゴプラムをかじってペロってするシーンはあるにはあるんですが、何か違うような…。マニアなあなたはご注意を。
文句無し!
このイメビを買え!
Chapter6。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B9%8A%E5%84%AA%E9%A6%99