Eros in the dark、朝比奈祐未ちゃんの通算10作目となるイメージビデオ「遊幻」のレビューです。販売元はエスデジタル、レーベルはi-girlです。
https://s-digi.jp/01_dvd/d_sbvd/sbvd0433.html
本ブログで朝比奈祐未ちゃんの作品をレビューするのは、前々作「恋する僕のひな先生」、前作「白夜に見る黒い夢」に続き、今回が3回目です。
なお、今回はDVDパッケージ作品ではなく、動画配信サイト「DMM.com」にて購入したHD版を視聴しレビューしています。
神奈川県出身、芸能事務所e-2 dive entertainment所属のグラビアアイドルです。愛称は「ひなけつ」。
好事家の間では最早おなじみ当代随一のセクシー系です。グラドルとしての存在感が増した最近では以前ほど学歴で取り上げられなくなったような…。
落ち着きある低め声質に小鼻スッキリの精悍なルックス、近頃ガーリーなボブヘアと、童顔&清楚系という売れ線に背を向けた戦法。以前には全く笑顔を見せない作品もあった程で、正統派路線とは距離を置いていた印象があります。
良くも悪くも出る杭は打たれてしまうのが世の常ですが、学歴やプレイスタイルで(私含む)天の邪鬼な連中に目を付けられ色々あった彼女も最近はすっかり大人グラドル路線に収斂。その筋では第一人者と言えるでしょう。
伊豆が舞台です。旅館で女将さんをしている朝比奈祐未ちゃんと、再会した高校時代の交際相手との恋愛ストーリーになっています。
朝比奈祐未ちゃんの髪の長さは顎ラインのボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
*本レビューにおけるChapter分けはシーン転換を元に筆者の判断で行っており、DVDパッケージ作品と異なっている可能性があります。
旅館の縁側でのシーンです。衣装は制服コスプレ。白の半袖ブラウスに紺のプリーツミニスカート紺のチェックリボンネクタイ、ウェリントン型黒縁メガネを掛けて、紺のソックスを履いています。下着は白のブラとパンツ。髪は下ろしています。
海のシーンです。衣装は紫の襟付きワンピース。水着は水色と白のチェック三角ビキニです。髪は下ろしています。
和室でのシーンです。衣装はベージュと淡い灰色のキャミワンピ一枚。下着は淡いブラウンのバンドゥブラと白地に薄紫の水玉パンツです。髪は下ろしています。
和室でのシーンです。衣装はくすんだ薄紫の着物姿、襦袢と足袋を履いています。下着は赤の三角ブラとパンツ。髪は低めで束ねたスタイルです。
公衆浴場でのシーンです。衣装は薄ピンクの襦袢姿。下着の露出はありません。髪は三つ編みでまとめたアップスタイルです。
リビングルームでのシーンです。衣装は全編水着姿で、ベージュのハイレグホルターネックモノキニビキニです。髪は下ろしています。
和室でのシーンです。衣装はピンクの前留めシースルーカーディガン一枚。下着は薄ピンクのブラキャミとパンツです。髪は下ろして毛先が外にハネたスタイルです。
ベッドルームでのシーンです。衣装はベージュの長袖カーディガン一枚姿。下着はノーブラにピンクのパンツです。髪は下ろしています。
ポーズで魅せるイメージビデオです。
実家の旅館で若女将を勤めている朝比奈祐未ちゃんの下へ高校時代の交際相手が訪問、再び深い中になっていく…というストーリーになっています。
予想の斜め上を征くJK回顧の前半戦、最初のChapterでは制服姿まで披露しています。現役感については敢えて言及しませんが、「恋する僕のひな先生」以来の砂浜で遊ぶシーンが入っている等、「寄り道」を経たお土産を持ち寄っている点は流石といった所。
物語は再会を機に未練が抑えられなくなった朝比奈祐未ちゃん主導で進んでいきます。「他に好きな子ができたから別れて」という手酷いフラれ方をしたにも関わらず諌めるどころかつとつと恋情を語り始める始末。呆れる程のホレっぷりで積極モーションを掛けていきます。
本作のサブテーマは「和」。若女将という設定からちょいちょい見かける和室や檜風呂等のロケーション、さらには着物や長襦袢まで着用する熱の入りよう。いずれも出色のシーンとなっています(Chapter4,5)。
アサヒナも逢いたくて震える〜!?堰を切る恋慕に溺れる暴走劇!
色艶纏った和装姿でしっとりと魅せています。郷愁誘う畳敷き家屋で媚態を晒す女将・アサヒナ。若々しさや爽やかさ、親しみやすさ主流の王道モノと一味異なる「趣」を感じさせています。
夫に尽くす専業主婦に妖しき娼婦、気立てのよろしい家庭教師に弄ばれるオフィスレディ…。毎度毎度凝ったシチュエーションに身を置く彼女が今回送るのは和装で決めた「若女将」。
キリリ仕上がった顔立ちが気位を演出、顕になった首筋とうなじからキモノ特有の色気が漏出、控えめな中フッと零れる微笑みで豊かな心が放出。
所作一つ一つが奥ゆかしい大和撫子・朝比奈祐未。気配り上手で仕事も丁寧、オマケに美貌で花まで添える、楽しい旅路の助演女優賞な人物像にグッと来ること請け合いです。
本編に先立って挿し込まれるオープニングのシーン。ねずみ色のお着物姿で登場し、玄関先で三つ指ついて畏まり。面を上げて口角上げるも客人の姿に思わず動揺…。留めた恋に揺れ動く淑女アサヒナ。
そして元カレの下へ訪れ、未練を吐露する客間でのシーン(Chapter4)。旧交を温める艶女とサイテー男、微笑みながらも沸き立つ想いが抑えられない…。
意を決し変わらぬ恋心を告白、みるみるうちに凄みを露わにし迫る若女将。下手な事言うと懐刀が飛んできそうな、重厚感ある演技は思わず呼吸を忘れる程…。
上記のシーンに代表される様に、本作では朝比奈祐未ちゃんがいつも以上に「美しく」映っている印象があります。眼福なお着物姿に何だかヤラシイ着崩した襦袢姿、カジュアル感シャットアウトしたタイトなまとめ髪とシャープな顔立ちで描く淑女の姿。自然とため息が零れます。
「和」な世界観からは少々離れますが、Chapter6での目元をバッチリ強調したアイメイクに耳掛けたシンプルなサイドパートヘアの大人っぽい仕上がりは出色。ひなけつ覗き込むこちらを流し目でせせら笑う心憎さ。
趣ある情景と手練の魅せで珠玉のシーンとなっているのがChapter5後半のポージングです。お風呂へ踏み入り火照る身体を紛らわすように肢体晒し。汗ばんだ肌艶と捲るチラリズム、郷愁誘うシチュでのしめやかな佇まいで気高きエロスが狂い咲きます。
昼光で現す湯気に包まれて愛する者を待つ若女将・アサヒナ。襟元仰ぐのはのぼせた為か、それとも恋い焦がれているからだろうか…。
衣を纏ったままに浸かり、薄紅色に染まった肌をふんだんに露出。たわやかな曲線が射し込む光で浮かび上がり、悦ぶ微笑みが何とも悩ましい。次第に襟元引き下げて生まれたままの姿へ、凛々しき横顔と一糸まとわぬ上半身の美しさはまるで幻影を観ているかのよう…。
ボディアピールに関して目を向けると、ポージングが重視されている印象があります。イメビおなじみの弄くられ・舐めプを回避し、代わりにエゲツない四十八手を増量。テクで惑わす床上手っぷりを一層顕著に示しています。
呆気に取られたのが両膝抱えたポージング。ゴロリと仰向け「迎え入れる」かの如くM字に開脚、真っ正面から見せつけ拡がる裏もも・溢れ出る尻肉・キュ〜っと締め上がるちっさいおパンツ…。ついつい前傾姿勢になる荒技をそれも繰り返すんだから恐れ入ります…(Chapter3,4)。
その他のプレイも攻撃的。のっけからJK姿で手すりに擦り付けまくり(Chapter1)、燃え盛る勝負下着で後ろから前から迎撃(4)、手ブラで仰向け御開帳(8)…。列挙するのも野暮になる位、立て続く見どころ雨あられ。
一方でギシギシ疑似プもしっかり収録、ムード駆り立てこちらも説得力十分な仕上がりに(Chapter7)。女っぷり稼ぐ外ハネヘアにラベンダーな目元、うるうるな唇が仄暗い中妖しく浮かび、跨り・押し伏せられまぐわい続ける静寂の夜。切なく悶えるご様子は流石と言う他ありません。
ボディメイクも絶好調。たぷたぷたっぷんな「ひなけつ」に大きくぶら下がった「ひなちち」、地滑り共鳴する「ひなもも」、…毎度毎度同じ感想を抱くのですが、ムチムチ極まるその迫力はやはり随一。
衣装でボディを振り回すのがChapter6のハイレグモノキニ姿のシーンです。キレイにV字を描く身ごろの水着でいろんなお肉が溢れ出し、立位で突き出し・椅子へ跨り差し向けるお尻を下から仰ぎ見。食い入るように眺めるこちらを艶やかに流し見るサド夫人・アサヒナ。
和装を除く衣装はピンクだったりキャミワンピだったりと女の子っぽく見せるのはいいんですが、同時にシースルーだったりブラ風に加工されたりでグラビア風に最適化されたものばかり。襟付きワンピも少々地味でいずれも味気ない印象です。
そして誰もが面食らうであろう「JKアサヒナ」。ナチュラルメイクではにかむ様子は可愛らしくはあるものの、ぶっちゃけ今さら感も無きにしもあらず…。
侘び寂びの境地へ征く、深遠なるアサヒナ・エロスの世界…。
Chapter5。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%AF%94%E5%A5%88%E7%A5%90%E6%9C%AA