正統派ロリムチグラドル、徳江かなちゃんの通算5作目となるイメージビデオ「かなの恋愛予報」のBlu-ray版のレビューです。販売元はラインコミュニケーションズ、レーベルはアイドルワン、ディレクターはノムラヨシキさんです。
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本ブログで徳江かなちゃんの作品をレビューするのは、前々作「ボクのことが好きでたまらない妹」、前作「僕のあこがれ かな先生」に続き、今回が3回目です。
徳江かな Blu-ray「ボクのことが好きでたまらない妹」レビュー
神奈川県出身、芸能事務所ヴィスカエンターテイメント所属のグラビアアイドルです。
若手No.1との呼び声も高い(私の中で)、今ノリにノっているグラドルです。
高らかに名乗りを上げたデビュー作以来、陰の薄い2作目除き間断なく発売された作品がいずれも秀作揃い。「次来る」どころか「おいおいどこまで行っちゃうのよ?」状態の女の子です。
鷲鼻が特徴的な濃口丸顔に正統的黒髪ミディアムと、ピチピチ要素が色濃く残ったキュートなルックス。一方ボディは「ムッチムチ」。女性的な曲線を維持していながらお尻から太ももにかけて強烈に張り出す体型は他に類を見ないレベル。図抜けたグラドル適性を示しています。
「若さ」というのは得てして「粗削りさ」と隣合わせですが、彼女にはそんな安易な方程式は不適合。カワイイもセクシーも何でもこなす振る舞いは安定感があり、一タレントとして大きな可能性を秘めています。
バリが舞台です。同棲している彼ともう一人の彼との間で揺れるかなちゃん…という物語になっています。
徳江かなちゃんの髪の長さは肩にかかる長さのミディアムヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
各Chapterのダイジェスト+タイトルシーンです。
ベッドルームでのシーンです。衣装は淡黄色のカーディガン一枚姿。下着はノーブラに白のパンツです。髪は下ろしています。
夜更けのベッドルームでのシーンです。衣装は所謂「制服姿」。白のブラウスに紺のプリーツスカート、白のルーズソックスにえんじのリボンネクタイ、黒のローファーという格好です。下着は黒地に緑のブラとパンツ。髪は下ろしています。
プールでのシーンです。衣装は全編水着姿で、紺の前留めハイレグワンピース水着です。脚元はブルーのビーチサンダルを履いています。髪型はポニーテールです。
庭先でのシーンです。衣装は薄紫のリンガーTシャツにデニムのローライズホットパンツ、白のビーチサンダルという姿です。水着は白地に赤の水玉三角ホルターネックブラとパンツ(紐パン)。髪は下ろしてサイドを三つ編みでまとめたスタイルです。
ダイニングルームでのシーンです。衣装な黒の膝上丈ノースリーブワンピース一枚姿。脚元は黒のハイヒールミュールを履いています。下着は赤のストラップレスブラとパンツです。髪は下ろしています。
ベッドルームからお風呂でのシーンに続きます。衣装は全編水着姿で、白のハイレグワンピース水着です。髪型は位置高くまとめたお団子ヘアです。
リビングでのシーンです。衣装は白のバスタオル一枚姿。水着は白地にカラフルな花柄のホルターネック三角ブラとパンツです。髪は下ろしています。
ベッドルームでのシーンです。衣装は淡い緑のノースリーブブラウスに水色地にカラフルな花柄のギャザースカート、ベージュのハイヒールミュールという格好です。下着は薄紫のブラとパンツ。髪はハーフアップのポニーテールです。
お風呂でのシーンです。衣装は全編水着姿で、ベージュ地に白の花柄眼帯ブラとパンツ(紐パン)です。髪型はポニーテールをバンスクリップで留めたお団子、顔周りに後れ毛を多めに残したスタイルです。
穏やかなポーズと施術で魅せるイメージビデオです。
同棲している交際相手の彼と、ケンカ別れしている間に出会ったもう一人の相手との間で揺れる女の子を描いています。
「彼氏と別れ、新たな相手と出会い、そして…」という明確なストーリーに沿って進行する本作。物語から独立しているChapterもあるものの、多くは前後のシーンとの繋がりを持っています。
本作では相手方(=視聴者)の人物像が複数存在しているために、徳江かなちゃんの振る舞いも併せて違いが見て取れます。元々交際中だった彼は近しい世代と思わせる砕けた喋りをする一方、後に出会うもう一人の相手は親しくなっても敬語交じり。聞き上手で包容力ある雰囲気に甘える素振りも見せています。
徳江かなちゃんは他の作品には見られない程に豊かに感情を表現しています。イメビ的な弾ける笑顔に限らず、時に怒りを露わにしたり、寂しさを抑えきれなくなったり、彼との触れ合いで癒され心満たされたり…。繊細に移ろう彼女に自然と気持ちをを重ね合わせて観てしまいます。
「ハタチ」だからこその少女の面影と大人への萌芽…。そしてついに全貌が明らかになった、めくるめく表現力!
ピッチピチ感マシマシのビジュアルでかわいらしさが一層引き立っています。黒髪ぱっつんミディアムヘアにまるまるとした輪郭と、定石通りのスタイル。スラブ風味のエキゾチックフェイスは実に華やかであり、笑顔にはパッとこちらを明るくさせるパワーを感じさせます。
彼女は割と作品ごとに甘口だったり大人志向だったりと、ルックスに違いが見られるのですが、今回は「ピュアピュア系」。目元と唇のみ施し、後はサラっと…という引き算メイクな印象。自然な肌ツヤは健康的で若々しく、アイドルチックな透明感が際立っています。
象徴的なのがChapter8のかなちゃん。持ち前の血色で色づく頬と唇に、素肌と見紛う光沢を放つフレッシュなお肌。そして仕上げはサラサラと肩に纏わるぱっつんストレートヘア。清廉なルックスで目を見張るかわいらしさ。狙い気味の目線で思わず目尻が下がります。
しかしながら、ハタチを迎えたかなちゃんの美貌は「カワイイ」だけに収まりません。いっぱしのロリ系とは一線を画するメリハリあるハーフ顔は着飾るほどにきらびやかに、女性らしさ引き立てる程にセクシーに…。かねてより覗かせている「大人路線」へ向けたノビシロは、歳を重ねたことで一段と色合いが濃くなっています。
本作における該当シーンはシックに決めたChapter6です。ワイン酌み交わす大人の嗜みに身を投ずるかなちゃんはルックスもハイランクに。垂涎の生脚・二の腕・ボディライン丸出しワンピに曲線的シルエットと束っぽウェーブで瀟洒なムードをプラスしたヘアスタイル、そして仕上げはほんのり赤らんだうるリップ。艶やかレディライクな着こなしは堂々たるもの。お仕着せの雰囲気はありません。
子供と大人のせめぎ合いは一つのシーンの中でも窺い知ることができます。Chapter6においては髪まとめ上げ輪郭を露わにすれば若々しい愛嬌が満ち溢れ、一方で下ろした髪が頬に被されば途端に色っぽさが姿を現し始める…。目まぐるしく変わりゆくビジュアルはハタチならではです。
本作最大のハイライトは徳江かなちゃんの豊かな表現力です。イメビじゃなかなかお目にかかれない感情表現にグイグイと引き込まれてしまいます。
かつてはセクシーさもウリの一つだったかなちゃんですが、今回はディレクターの変更に伴い微妙に路線が変わっています。「ノムラ流」と言うべき素朴なキャラクターを捉える作風によって描かれる、飾り気のない笑顔、柔らかな雰囲気。より正統派路線へ踏み込んだ印象です。
さらに、ノビノビと感情を現す様子は時に叙情性も帯びています。想いをハジケさせるのではなく内に押し留める表情は触れれば霧消する程に儚く、胸が詰まる程に切ない…。彼女がイメビデビューから一年少々であることを忘れさす位、細やかに移ろう表情を見せています。
象徴的なシーンがChapter6の夕焼けポージングです。厳かな空気の流れる中、黄金色に灼かれながら抑制的に振る舞うブルージーなかなちゃん。哀切交じった目線が深く沁み入る…。「シブい!」。
さらにさらに、心の機微を伝える振る舞いはお芝居シーンでより一層輝きを放ちます。彼ともう一人の相手との間で恋に揺れ動くかなちゃん。時に怒り、時に朗らかに、そして時に昂る感情を抑えられなくなる表現はグラドルとは思えぬ程に繊細…。イメビのレビューでこんな話はお門違いもいい所でしょうが、溢れる才覚に恥を忍んで記させて頂きます。
惚れたシーンはChapter9です。一時の感情に任せた別れで独りに。深く沈み、寂しさで目線が揺らぐ間に悲しみがこみ上げてくる。余りに青臭く、純粋で、可憐なる少女の姿。
とぼとぼと行き着いた先は「彼」の部屋。素直になんて言えない、でも彼の温もりで癒されたい…。決意を込めた言葉で彼を呼び込み、触れ合うことで意固地だった表情は柔らかく…。
あぁ〜っっ!!!
若いっていいな〜!!!
最後に、これはイメビのレビューなので()、かなちゃんボディに関して言うと、ご自慢の下半身は相も変わらずたわやかでムチムチしています。正直、異様なまでの張り方をしていた前作までと比べると若干スッキリして見えるのですが、それでも丸みを帯びた肉付きははち切れんばかり。むしろ見栄えが良くなって好印象を受けました。
衣装ものっけからお尻晒す切り上がりパンツ筆頭に(Chapter2)、ハイレグ(4,7)、小さめパンツ(5,8)と、お肉アピールに余念はなし。個人的には瑞々しく輝きながらの横向き・アザラシ寝転びポージングが最も「ムチムチ」だったかと(10)。
また本作では胸アピールに軸足が置かれている点も特徴的。ノーブラカーデであられもなく晒し(Chapter2)、巨乳と見紛うヘヴィな寄せ上げバスト(3)、谷間丸出しフロントジップ(4)に小さめ三角(5,8)・眼帯(10)と多士済々。危うさで言ったらこっちの方が上かも?。
施術は徹底して揺れ見せ特化。ゴロゴロしたり突っついたり弄ったりで上も下もお腹もぷるぷるぷるぷる…。目を惹いたシーンはChapter8のマッサージ。うつむき・膝抱え・仰向けで指押し込まれ激しく揺さぶられております。
上述の通り、ボディの迫力は前回程ではなくなったかな…という印象です。岩石の如きお尻、焼きたてのケバブの様な太ももの重量感はなかったような…。
また、危ういポーズや艶っぽい目線で誘うニュアンスは大分控えめ。セクシー要素はかなり薄まったように思います。
天才グラドル、徳江かな。
Chapter9。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E6%B1%9F%E3%81%8B%E3%81%AA