Eros in the dark、朝比奈祐未ちゃんの通算12作目となるイメージビデオ「琉球悦楽 -終わりなき碧の眩暈-」のレビューです。販売元はスパイスビジュアル、レーベルはMAREです。
https://www.spicevisual.com/product.php?model=MMR-AE014
本ブログで朝比奈祐未ちゃんの作品をレビューするのは、8作目の「恋する僕のひな先生」、9作目の「白夜に見る黒い夢」、10作目の「遊幻」、11作目の「悦楽のカルテ」に続き、今回が5回目です。
なお、今回はDVDパッケージ作品ではなく、動画配信サイト「SpiceTV」にて購入したFullHD(1920x1080)版をダウンロード・視聴しレビューしています。
https://spice-tv.jp/ppv/item.php?ID=MMR-AE014-FHD
神奈川県出身、芸能事務所e-2 dive entertainment所属のグラビアアイドルです。愛称は「ひなけつ」。
異色の経歴引っ提げてデビューを飾ったのが今から丁度4年前。以後、底知れぬ創作意欲でもって令和の時代のセクシー系第一人者まで登り詰めた中堅グラドルです。
毎度毎度同じ話を繰り返しますが、超ヘヴィ級の「ひなけつ」にこちらも丸みを湛えた「ひなちち」、大きくたわむ雄大な「ひなもも」、グラビア三種の神器が一番の持ち味。たゆまぬボディメイクで一段と研ぎ澄まされた感もあります。
デビュー当初からショートヘアを貫き通しているのを見ても、拘りの強い女性であることは容易に伺い知れます。
*Chapter分けはシーン替わりを元に筆者の判断で行っており、DVDパッケージ版とは異なっている可能性があります。
沖縄で撮影されています。朝比奈祐未ちゃんの髪の長さは顎ラインのボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
作家をしている朝比奈祐未ちゃんの想像の世界を描いたストーリーになっています。
死別した夫にお金を貸していた叔父、及び文筆業とは別に始めた使用人のバイト先での主人との関係が主な構成。裏ジャケの説明文を読むと後者のみ想像の世界のようですが一方で本編では「借金を返すため別の仕事を始めた」と語っており、どこまでが現実でどこまでが想像か分かりにくくはなっています。
概ねキャラクターは共通しており、立場的に弱い朝比奈祐未ちゃんを好き勝手に弄ぶ形で進行していきます。使用人編の後半になると奉仕の精神でカラダの面倒を診る格好で様相が変わっています。
そんな中気分転換にプールへお出かけするChapter4のみ異質。偶然居合わせた相手を逆ナンする、アグレッシブなキャラも見せています。
真摯なイメビは笑いに昇華する?大真面目な姿勢もまたアサヒナ・ビデオグラフの真骨頂!
いつに無く「遊び」のある内容となっています。毎度おなじみハッタリ気味のタイトルながら蓋を開けてみると演りたい放題やってません?コスプレ・パワハラ・セクハラ・逆ナン、果ては伝説のアノ水着(?)まで…。突き抜けた衣装と設定で淡々と演じる様に正直困惑混じりの笑いを覚えてしまいます。
「バカバカしい事を誰よりも大真面目にやる」
…かつて劇作家の三谷幸喜が女優の沢口靖子をコメディエンヌとしてそう評していたように記憶しておりますが(確か)、イメビの世界観にガチンコ勝負を仕掛けている彼女を見る内、何となくその言葉を思い出してしまいました。
イメビ紳士として言わせて頂ければ、彼女が他のグラドル達と明確に異なっている点がひとつ、それは「演じること」。作品で見られるキャラクターにドキュメンタルな要素はほぼ残されていません。
近頃のイメビの傾向として「素」を描く、というのがあります。よりリラックスした表情を撮りたいが為に台本を用意せずアドリブで進行してみたり驚かしてみたり、あるいは世間話をしてみたり…。オフショット紛いのふとした仕草でカワイイを描くのが常套手段となっています。
対して朝比奈祐未ちゃんの作品にそういった要素は殆ど見つける事ができません。極々初期はシーンの合間にインタビューも挟んでいましたが最近は専ら役にどっぷり。それぞれ役柄を用意し終始「大真面目にやる」、そんな作品が続いています。
一方で着のままでいようと演じていようと、イメビには常に映画やドラマとは絶対に重ならない「っぽさ」も存在します。いくら演技が熟れていようが本質はグラビア、脱ぐ為に出会い脱ぐ為に告られ脱ぐ為に迫られリアリティは3の次。カタギが観た日にゃご都合主義的展開は「バカバカしい」以外の何物でも無いでしょう。
そんな「バカバカしい」イメビを誰よりも「大真面目にやる」朝比奈祐未。
エロを描く世界線の中には、
僭越ながら「笑い」という副作用も実は、存在する…。
な〜んかいつにも増して吹っ切れている今回のアサヒナ、観ていて非常に突っ込みどころの多い作品になっています。脂の乗っている今もっとカッコつけたい!との欲がもたげてきそうなものですがどうやらそんな気構えは無い様で。ひと通り観た後の率直な感想を申し上げましょう。「今、それやる?」。
骨肉の争いに巻き込まれるアサヒナ(Chapter2)。真珠のネックレスに黒衣の喪服、悲しみに暮れる未亡人を金の恨みに打ち震えた叔父が襲う。掴み掛からんばかりに迫って座卓ドンドンドン・地団駄バタバタバタッ、交渉に応じたと見るや頷いてコクリッ。
…小学生か!
執筆活動の息抜きをするアサヒナ(Chapter4)。リゾート気分な丘の上プールでヘンタイハイレグ身に包み、まんまと釣られた好色男を食い込みヒップで誘い込み。見返る遊女が承諾の合図を送る。…手招きクイクイクイッ。
…古いわ!
極めつけは願望が具現化されたアサヒナ(Chapter10)。愛する人と過ごした思い出の品とひとつになる、それこそが女の歓び。…言いたい事は何となく分かるんですが、アノカッコで微笑む絵面が意味不明過ぎて…。
ゆうたいりだつ〜!!!
更に衣装でも遊び満載。今回は外科医だった前作以上に「コスプレ」がフィーチャーされています。実は学生時分にレイヤーで鳴らした事を知っていればそこまで意外な話でも無いのですが、にしても来る者拒まぬバイタリティには頭下がりますよ。「今、それやる?(2回目)」。
繰り返しになりますがまずは「喪服」(Chapter2)。収縮色のスカートを捲ると熟れた双丘が顔を現す、子供の頃観て脳裏に焼き付いたアノ映画のアノ絡みを思い出さずには居られませんて。ジャケでは相続争いでやり合う気満々な風ですが本編では春色カラーでまとめているのもGoodです。
続いては「メイド服」(Chapter6)。この辺から徐々におかしな雰囲気に。その服ドンキで仕入れたんかと言いたくなる如何にもな黒服・白エプロン・白カチューシャ、やけに様になる媚びの目線。初めてじゃないなコレ。
目ざとい家主に掃除の不備を指摘され、罰として掃除機で弄られるアサヒナ。ワンピースの裾を先っちょでヒョイッ、おっ広げた彼女のキワドい付近をツキツキツキッ、崩れ落ちたひなけつペチペチッ。ノズル捌きがうますぎる。
終盤ではファンシーなお召し物も披露(Chapter9)。何故コレを着た。下支え+斜め型カップに小さめパンツ、ガーターベルトは正装ですがポンポン付いたピエロみたいなジェスターハットがかわいいねひなさん。催され突かれ喘ごうとも帽子だけは頑として脱がない並々ならぬこだわりっぷり。
そして本作一番のハイライトが「貝殻ビキニ」です(Chapter10)。今般デザインニップレスという便利なものがあるというのに(それも着てる)バズりを狙ったか敢えて貝殻に挑むという蛮勇。ブッ飛び過ぎてて初見時はアサヒナさんが遂に壊れたと本気で心配になりましたよ。
グラビア史上最大のネタ・貝殻ビキニが平成を飛び越え蘇る。隠さないかん3箇所に乗っかる純白のShell、生まれたままの胸元、ポンと乗ってんのがシュールな股間、恐らくエラい事になってるお尻の全景は見せないキワドいカメラワーク。観ているこっちは困惑しっぱなしなのですが、当の本人は実に、実に満足気に微笑むのでありました…。
散々イジって来ましたが肝心のグラビア仕草に関してはサービス満点なのでご心配無く。今回はポージングでは角度を付けて描写している感があり、片脚立て掛けた、もしくはダブルベッドの隙間に膝立ちした真下からひなけつ接写。肉々しさを一層引き立てています。
プレイで光るのがChapter2の叔父に襲われた際の顛末です。イキり立ったブツを見せられ困惑する間もなく口元へと無理矢理挿入、口元フレームアウトする構図での叔父の巧みな腰遣いに唾液が卑猥に炸裂する。致した直後の口腔には「跡」がべっとりと…。
正直言うと以前から気にはなっていたのですが、単純な映像作品としての「粗」が段々と目につく様になってきました。視聴者側の感情をカメラの首振りや頷きで表現するのはハッキリ言ってひと昔前の手法で、今見るとチープな印象も覚えます。
またポージングでのカメラワークが時折小刻みに動いて不安定、Chapter10では画面上に黒い点が幾つか確認出来る等、安倍・舘野・チュンペイ・ノムラ(敬称略)の四天王が撮った作品と比べ明らかに垢抜けていません。
あつまれ!深淵なるアサヒナ・グラビアの森!
Chapter10。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%AF%94%E5%A5%88%E7%A5%90%E6%9C%AA