Short bob Queen、忍野さらちゃんの通算8作目となるイメージビデオ「Message」のBlu-ray版のレビューです。販売元はイーネット・フロンティア、レーベルはSP-1、ディレクターはノムラヨシキさんです。
https://enet-dvd.com/2020067644/
本ブログでは、忍野さらちゃんが出演した全ての作品をレビューしています。
東京都出身、芸能事務所ワンエイトプロモーション所属のグラビアアイドルです。
2016年に見い出されデビューを果たしてから足掛け5年。その間、常にトップランカーであり続けた女の子です。
5年間というイメビ活動期間は20歳デビューにしては短いようにも映るのですが、その中身は充実。今般、ヨソ者のいっちょ噛みにNo.1を攫われてばかりの業界において2nd作品「Re・Born」がその年のトップセールスを記録したのは今考えると大変画期的な出来事でありました。
逆風ばかりが吹き荒れていた業界を軽やかに駆け抜けていったスーパーなグラドル。記録にも、そして間違いなく記憶にも残り続けることでしょう。
沖縄で撮影されています。忍野さらちゃんの髪の長さはリップラインのショートボブヘア、前髪は眉が隠れる長さで下ろしています。
バカンスで訪れた忍野さらちゃんと、交際相手との恋愛ストーリーになっています。
本作を見始めて最初に思ったのが「…ノムさん機材変えた?」。個人的にノムラDが(最近)撮った作品を観るのは久し振りなのですが、何か画作りが変わった様な…。映像制作の知識が絶無な分具体的な話が出来ないのですが、…前よりパリッとしてる(酷)。
小洒落たペンションに到着するシーンに始まって以降は施設内の各部屋、もしくは海でアピールしていく構成。設定はほぼ有って無いようなもので、やり取りはアドリブ風情で進行していきます。
「Message」が収められているのは特典映像。インタビュー形式での5年間の総括とオタクへと宛てた挨拶を述べています。最後の最後に折り目正しく言葉を残していく辺り根は真面目な人だな、と改めて思いました。
お別れはスマイルの後で!ラストこそ爽やかに、それがグラビアに生きた女の矜持です!
カワイイに寄せた内容で最後を飾っています。10年代後半を駆け抜けた彼女のFinal Messageはいい意味で「いつも通り」、朗らか笑顔・キャピキャピ仕草・ちっさいビキニで魅了する保守的王道路線で締めくくっています。
2016年4月のデビューから足掛け4年と3か月、人気・実績最高峰の彼女が決断した最盛期での第一線退陣。感傷も去来するラストイメージは、ある種グラドルとは何ぞや?の問いに答えた作品となっています。
彼女の残した作品を一から順番に見続けて思うのは、今は随分と心置きなく笑う様になったな…という所。硬さは一切伺い知れず・気の置けない相手に見せる朗らかさには業界で磨かれた跡がハッキリと伺えます。
グラビアの本質が視聴者への媚び仕草である…とするならば、最も重要になるのは「上手に笑える」事。作り笑顔に敏感なlonely boyに取り入る為には表情ひとつで心を開かせねばならず、それが思いの外難しい分撮影者は挙って驚かせたりアドリブを増やしたり海パン一丁になってみたりと日夜励んでいる訳です。
以前の彼女がガッチガチだったのか…と言われるといや別にそんな訳でもなかったのですが、それでもいざ比べてみると今はすっかり砕けきっててGood。上から目線で大変恐縮ですが最も成長したのは笑顔だなと今改めて思います。
グラビアにおける不朽の公式・ビキニ姿で海に現れるChapter2。特典映像のインタビューで「海辺で走るのは最後まで苦手だった」と彼女自身明かしているのですが、観てるこっちにしてみれば注文を付ける所なんざ只のひとつもみつかりませんよ。
ちっさいベージュのバンドゥビキニでエメラルドグリーンの海へと駆けてゆく忍野さら。お天道様の指し示す彼女が髪靡かせて振り返る度笑顔が伝染る忍野感染症。ハシャギ回る様子も然ることながら至上は海と砂浜をキャンバスに据えたポージング。四つん這いでの満面の笑みはこれぞ正しく目に入れても痛くないってやつですな。
またヴィジュアルも可愛さUPに一役買っています。女王が最後に選択したのはピュア感湛えた控えめメーキャップ、確かな手腕であどけなく魅せています。
今思い返してみると入魂の施しを受けていた前作「Romance」でのヴィジュアル。その揺り戻し…かどうかは兎も角として、今回の彼女は有り体に言うと「引き算」が志向されています。
パッと見で素肌感あると率直に思った沖縄での忍野さん。ごくごく自然な肌のツヤ感に仄かに乗せた薄塗りチークでさり気なカワイイ素肌感。これまたオタク大好物のナチュラルな仕上がりに。
一方で引き算メイクの勘所はどこに足すかにあると心得るのも又女王たる所以也。やり過ぎないよう控えめに色を乗せた中唇にだけは鮮やかカラーをON。押し引きで一層際立つコーラルレッドのグラマラスリップ。お見事でございます。
以上の点をひっくるめカワイイ本作のハイライトとなっているのがChapter7後半のポージングシーンです。欧風仕様のファンシーベッドでゴロゴロ過ごす有閑のひととき、ゆったりまったり魅せられる心地よさはまるでまどろみ誘われるかのようですよ(退屈という意味ではない)。
左右の窓から注ぎ込む昼光に彩られたベッドルーム、下乳丸出しピンク色カーデに灰色ボーイレッグショーツで匠の技を披露する我らが女王。綺麗に腰浮かす四つん這いで左右フリフリ蠢くお尻、ローから望むアングルを膝立ち胸寄せで迎え撃ち、女の子座りで後ろにもたれて挟み込む下乳サンドイッチ。あどけな顔とパステルカラーでじんわり香る甘口Flavor。
そんな中少々様相が異なっているのが最終Chapter8のシーンです。窓をぴっちり締め切ったホテルの居室で逢瀬するロマンチックな最終楽章、お久なメガネにテーラードジャケット羽織り、透け感に過ぎる襟付きシャツとタイトなスカート履き込んだ様子はまるで六本木を支配するアーバンガール。オトナな忍野はモノトーンで勝負!
ノムラDのフィニッシュホールド、スポットライトで待ち受けるこちらと顔を合わせるや否や熱いKISS。知的で痴的な彼女の媚態でいっぺんに香る濃厚Flavor。
ベッドという名の戦場に移って火蓋を切る扇情。下着姿で肘膝突いて・女の子座りでストラップ摘み上げ浮かび上がる乳白の双丘。最後の最後はメガネも外して仰向けで捩る彼女に吸い寄せられる接近戦、これっぽっちも感傷を見せずグラビアを全うした所に女王のプライドがひしひしと。
アピールに関してはブラのサイズもポイントです。最後でいよいよ自棄になったのかどれもこれも面積小さく下乳露出に余念は無し。…まぁ特典映像で振り返った点を拝借するのは気が引けるんですが(小声)。
中でもChapter3のスポブラ風ビキニはアピールも含めてなかなかにDangerous。運動するにはまるで適さない一回り、いや二回り小さいブラでまん丸バストの外角露出度270度。後半の車内シーンでは汗びっちょりな胸元へ執拗に接近、ちっさい面積仰向けで摘んで潰える山脈零れんばかり。
ポージングでは巧みな構図も光っています。腰回りを強調するお得意の90度前傾や四つん這いでは真上からの俯瞰ショットで応戦。突き出すヒップを手前に据えて見下ろす構図で描写する…賢明な皆々様におかれましてはこれ以上の説明は野暮でしょう。
特に印象的だったのはChapter1のポージングシーン。天蓋ベッドの柱に掴まり上体屈んで背を向ける忍野さら、手前に尻・向こうに頭、見下ろす構図が後ろだね忍野さん。逐一見返ってんのがまた憎いぜコンチクショウ。
衣装や構図、ポージングはそれなりに健闘している一方でプレイは概ね凪状態。お風呂でねっちょりセルフボディ洗いは辛うじて存在するものの(Chapter6)飴・アイス舐め、被ボディ洗い、バランスボール等々はいずれも回避されています。
Chapter7。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%8D%E9%87%8E%E3%81%95%E3%82%89